拙著『列島哲学史』(みすず書房)の韓国語訳が、遠からず出版されることになりました。嬉しいことに、これを機縁に、韓国の哲学者たちと韓国で対話をする機会を設けていただけるという話が立ち上がっています。詳しいことが決まり次第、追ってお知らせできるかと思います。
Posts by みすず書房
<私は好きだ・私は好きではない>。そんな事は、誰にとっても何の重要性もない。そんな事は、一見して無意味だ。とはいえ、それらすべては、<わたしの身体は、あなたの身体と同じではない>ということを意味している。このように上の空でつけた網かけのような、好きなものと嫌いなものの無秩序な泡のなかで、身体の謎のかたちが少しずつ明確な形をとって、暗黙の合意または苛立ちを呼ぶようになる。ここで身体による威嚇が始まり、自分を<寛大に>受け入れてほしい、共感できない悦楽や拒絶には沈黙して、礼儀正しくしてほしいと他者に強いるのである。
『ロラン・バルトによるロラン・バルト 訳:石川美子(みすず書房)』
大好きなパワーズとの2ショット、光栄です! この2冊はほんとうにいろいろと共鳴するところが多くて、たとえば『プレイグラウンド』の謝辞で挙げられているゴドフリー=スミス『タコの心身問題』(みすず書房、夏目大訳)は『生きものは遊んで進化する』でもちょこちょこ引用されています。
山内朋樹『庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵』フィルムアート社の書影。帯には「徹底的に庭を見よ」と書かれており、千葉雅也が帯コメントを寄せている。
ジル・クレマン、山内朋樹訳『動いている庭』みすず書房の書影。表紙には草花が生い茂る野原の写真が使われている。
セメントTHINGさんが紹介していた山内朋樹『庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵』フィルムアート社、あまりにも読みたい。そして返す刀でジル・クレマン、山内朋樹訳『動いている庭』みすず書房も読みたいと思っていたんだ……ということを思い出す。一回休み。
【書評】4/18日経新聞に『格差の国の経済学』評が掲載されました。「「かつて経済学の中心に合った哲学的領域を取り戻さなければならない」との結論は同業者への警鐘と自省が込められていよう。本書で論じた多様な話題の問題点もここに集約される。その指摘は重い」
米構造問題に警鐘と自省
www.nikkei.com/article/DGKK...
書籍『世界文学重層』
【新刊】西成彦『世界文学重層』何語で書かれていようと、いかなる国民文学にも属することのない文学、「語圏」のせめぎあいの中から生まれた文学を、多言語性というプリズムを通して読む。4/16配本
www.msz.co.jp/book/detail/...
カレン・G・ロイド『地球内生命』
【新刊】カレン・G・ロイド『地球内生命――私たちがまだ知らない地下の異世界』黒川耕大訳 数百万年も分裂せず、ただ存在し続けてきたとされるもの。金やヒ素を呼吸するもの。永久凍土や深海、火山湖など未解明の地下世界を探索し、生命の限界がどこまで広がりうるかを展望する。4/16配本、電子書籍4/24配信開始予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
【近刊情報】『東勝吉画集――由布院を描いた木こり翁』由布院アートストック編 老人ホームに入所後83歳から絵筆をとり由布院の自然を描き始めた、東勝吉。大胆な構図と色彩の風景画100点余を収める初の画集。5月1日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
【近刊情報】ロバート・ジャーヴィス『国際政治における嘘と曖昧性』阿部大樹訳 戦争はじめ対外政策の実相を理解するために。「シグナル」「インデックス」の二概念を軸に心理学的アプローチを試みた著者の第一作。5月1日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
【近刊情報】キム・ウォニョン『完全に平等で、非常に差別的な――拡張のダンス史』牧野美加訳 「よい」ダンスとは何か。身体障害をもつ著者個人の経験と古今東西のダンス史から、見る人・見られる人双方の意識を拡張する弁論。5月11日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
【近刊情報】趙汀陽『天下の今日性――世界秩序の実践と想像』石井剛監訳、円光門訳。密接に影響し合う今日の世界には、世界を単位とする秩序=〈天下システム〉が必要だ。現行の国際秩序を問い直す、中国からの哲学。5月11日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
【近刊情報】奥山淳志『カナシイホトケ』多くの祭礼が形骸化するなかで、今も祭礼を続ける人たちがいる――死者を想い、東北に生きる人々の心の情景を言葉と写真で紡ぎ出す。5月18日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
【近刊情報】郷原佳以『デリダの文学的想像力』哲学の言語を形而上学的言説から解放しようとしたデリダ。1960年代から晩年まで、その思考の核心を明らかにする。5月18日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
【近刊情報】中立悠紀『東京裁判と帝国陸海軍軍人――歴史問題の前夜』昭和の戦争を擁護する思想は東京裁判で生まれた。このスガモ思想の趨勢を追い、知られざる組織「法調」を解明した、気鋭による快著。5月18日刊行予定。
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【書物復権2026】10出版社共同企画「書物復権」の復刊書が決定いたしました。みすず書房からは次の5点を、いずれも新装版にて刊行いたします。
〈書物復権〉5月14日から発送予定
P・テイヤール・ド・シャルダン『現象としての人間』美田稔訳
C・レヴィ=ストロース『みる きく よむ』竹内信夫訳
R・バルト『テクストの楽しみ』鈴村和成訳
E・モラン『オルレアンのうわさ』杉山光信訳
『現代ギリシャ詩選』中井久夫訳
www.msz.co.jp/news/event/f...
西成彦『外地巡礼――「越境的」日本語文学論』佐藤春夫からリービ英雄へ。旧植民地・占領地のみならず北海道・沖縄から南北アメリカの移住地までを舞台に織りなされた「東アジア」移動文学論。第70回読売文学賞〈随筆・紀行賞〉受賞。
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カレン・G・ロイド『地球内生命』
【新刊】カレン・G・ロイド『地球内生命――私たちがまだ知らない地下の異世界』黒川耕大訳 数百万年も分裂せず、ただ存在し続けてきたとされるもの。金やヒ素を呼吸するもの。永久凍土や深海、火山湖など未解明の地下世界を探索し、生命の限界がどこまで広がりうるかを展望する。4/16配本、電子書籍4/24配信開始予定。
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書籍『世界文学重層』
【新刊】西成彦『世界文学重層』何語で書かれていようと、いかなる国民文学にも属することのない文学、「語圏」のせめぎあいの中から生まれた文学を、多言語性というプリズムを通して読む。4/16配本
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日曜美術館 「モダニズム建築家・前川國男の上野案内」
松隈洋さん出演の日曜美術館 「モダニズム建築家・前川國男の上野案内」は 4/19日午前9:45までNHKONE で視聴できます。再放送はNHKEテレ4月19日(日)午後8:00〜
www.web.nhk/tv/an/nichib...
㊗️受賞㊗️松隈洋・神奈川大学教授(建築史家)の著書『未完の建築 前川國男論・戦後編』が、2026年日本建築学会著作賞を受賞しました!
「一人の建築家の思考の足跡とその時代の動向を丁寧に分析した書であり、建築史研究の成果を社会的言語へと橋渡しし、建築文化の理解と普及に大きく貢献したものといえる」
magazine.msz.co.jp/recommend/09...
広告の切り抜き 健康維持の理解を根本から変える、心・免疫・微生物のつながりの科学 ▶身体の炎症が抑うつなど心の病に関連 ▶脳の期待や予測が、免疫系に影響を及ぼす 先端の医科学の新発見満載。3520円(税込み) 「我々はおそらく教科書が書き換わる瞬間を見ているのだ」 サイエンスライター 森山和道 日経サイエンス5月号 「人生観が変わってしまった一冊だった」 サイエンスライター・小説家 寒竹泉美 日本経済新聞3月14日
4/14朝日新聞に公告を掲出しました。
モンティ・ライマン『脳のなかの免疫、免疫のなかの心』塩﨑香織訳
www.msz.co.jp/book/detail/...
【近刊情報】中立悠紀『東京裁判と帝国陸海軍軍人――歴史問題の前夜』昭和の戦争を擁護する思想は東京裁判で生まれた。このスガモ思想の趨勢を追い、知られざる組織「法調」を解明した、気鋭による快著。5月18日刊行予定。
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【近刊情報】郷原佳以『デリダの文学的想像力』哲学の言語を形而上学的言説から解放しようとしたデリダ。1960年代から晩年まで、その思考の核心を明らかにする。5月18日刊行予定。
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【近刊情報】奥山淳志『カナシイホトケ』多くの祭礼が形骸化するなかで、今も祭礼を続ける人たちがいる――死者を想い、東北に生きる人々の心の情景を言葉と写真で紡ぎ出す。5月18日刊行予定。
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【近刊情報】趙汀陽『天下の今日性――世界秩序の実践と想像』石井剛監訳、円光門訳。密接に影響し合う今日の世界には、世界を単位とする秩序=〈天下システム〉が必要だ。現行の国際秩序を問い直す、中国からの哲学。5月11日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
【近刊情報】キム・ウォニョン『完全に平等で、非常に差別的な――拡張のダンス史』牧野美加訳 「よい」ダンスとは何か。身体障害をもつ著者個人の経験と古今東西のダンス史から、見る人・見られる人双方の意識を拡張する弁論。5月11日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
【近刊情報】ロバート・ジャーヴィス『国際政治における嘘と曖昧性』阿部大樹訳 戦争はじめ対外政策の実相を理解するために。「シグナル」「インデックス」の二概念を軸に心理学的アプローチを試みた著者の第一作。5月1日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
【近刊情報】『東勝吉画集――由布院を描いた木こり翁』由布院アートストック編 老人ホームに入所後83歳から絵筆をとり由布院の自然を描き始めた、東勝吉。大胆な構図と色彩の風景画100点余を収める初の画集。5月1日刊行予定。
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【書評】4/11朝日新聞に『フェイクニュースの免疫学――信じたくなる心理と虚偽の構造』評が掲載されました。評者は植原亮さんです。「…とりわけ秀逸なのが、心理的ワクチンをゲームの形でデザインした点だ。プレイヤーに課されたミッションは、自らフェイクニュースを作り出してバズらせること。それを通じて誤情報のもつ特徴が楽しく学べるのである」
book.asahi.com/article/1648...
本日は「哲学B」の2回目でした(週2回)。
まずは「哲学」という概念についての話から。
他の諸学問は「物理学」「心理学」「歴史学」と名前に対象が入っている一方、哲学の場合はどうだろう、というところから出発して、制度なども含む変遷を眺めました。
今回は野口良平さんの『列島哲学史』(みすず書房、2025)の含蓄に富む「序説」を読みながら、西欧世界から出てきた哲学を西欧ならぬ場所で営むとはいかなることかという問いも含めて検討する途中で時間切れとなりました。
野口さんが引いておられる、中江兆民の「我が日本、古より今に至るまで哲学なし」の原文も、125年前の日本語と版面の例としてご紹介。