Posts by asteroid1918 吉田省子
【新刊】平賀緑『お金儲けしない経済学 食べものから考える〈共〉のしくみ』(岩波ジュニア新書) 。経済学は何を忘れたまま「経済成長」を目指してきたのか。料理や家事、自然環境など「お金儲けしない」領域を見直してみたら、じつは私たちの生活も経済も支えている、人も自然も壊さない「経世済民」の考えや実践が存在していた。企業任せでも、政府任せでもない、私たちの〈共(コモン)〉の仕組みを考えよう。
porvenirbookstore.stores.jp/items/69e5e7...
辻邦生『背教者ユリアヌス』
一度はキリスト教徒になったユリアヌスがキリスト教の激しさの裏にあるものに気付き始める。
中高とキリスト教の学校で牧師の先生はみんないい人だったのでキリスト教が好きだけど、昨今の原理主義的な福音派の人たちを見ていると、ユリアヌスの気持ちが理解できる(辻邦生もどこかで見たのだろうか、福音派が有名になる前の話だけど)。宗教だけでなくなんであれ熱狂的なものをどこかで醒めた目で見る姿勢を大事にしたい。といって真摯に取り組んでいる人たちを冷笑したいわけではないのだけど。
軌道上で増え続ける人工衛星の大群が,夜空で星よりも明るく輝いて天文観測を妨げつつある。この事態に誰も手を打とうとしないことを科学者は恐れている。
「通信衛星の大群が天文観測を脅かす」
別冊日経サイエンス273『まだ見ぬ宇宙を捉えろ 新鋭望遠鏡の世界』
www.nikkei-science.com/202308_084.h...
ロザリンド・フランクリン
NASAがESA火星探査車「ロザリンド・フランクリン」支援を本格スタート 2028年打ち上げへ
sorae.info/space/202604...
欧露の協力解消で危ぶまれたESAのミッションは「火星で生命の痕跡を探す」という大きな目標に向けて新たな一歩を踏み出しました
恐怖fear によって人々が恐怖政治Terrorに「権力power」を与えてしまったら、もっと恐ろしいことが起こる。
それを社会の多くの人が「知っている」国では、安易な同調ではなく、「抵抗resist」が選択される。
それがブラジルであり韓国だった。
1980年代くらいまで恐るべき弾圧の行われる軍事政権だった国々であり社会。社会のマジョリティがそれを自分の人生経験で知っている。
積読している間に翻訳が出てしまった。
自分も出遅れてるけど、もうちょっと話題になってもよかったと思うところ。
基本的にこの種の政策変化は、損をする人が気付きづらい仕組みになってる。
ナチス統治時代のウィーン大学学長名は、削られている。
記憶の抹消か。うっすら見えるので、恥が残される。
2018年のウィーンの某所でしどろもどろで報告した後にウィーン大学を観光したのだけれど、歴代学長名を掘り込んだ壁が印象に残っている。抹消するんだと、気持ちが揺さぶられた。
また〈天文方〉の構成員もユニークで御用学者や武士だけではなく、商人や通詞、在野の学者たち、鉄砲組や地図制作に生涯をかけた伊能忠敬もいた。いわば制度や役割を超えた知のネットワークでできていたのである。
本書はこの180年の〈天文方〉の歴史を時代ごとにつぶさに追っていく初の試みである。和算・陰陽道・洋楽が横断し合い、シーボルト事件から戊辰戦争、太陽暦への改暦へ押し寄せていく圧巻の知の群像が心を鷲掴みにする。本書は今年の名著十冊に数えられるべき偉業とも言えるだろう。凄かった。
『幕府天文方の研究』
佐藤賢一
田千尋
平岡隆二 編
(全著者は以下の写真をご参照ください)
思文閣出版
メディアが検察の役割を果たせないとしたら、何かがそれに代わる必要があるだろうか。
容疑者側が「法令違反には当たらない」とか言ったらメディアが「法令違反には当たらないそうです」って報じておしまい、みたいな流れがずっと続いてないでしょうかこの国
真面目な話、シヴィリアン・コントロールをシヴィリアンが逸脱したという深刻な話なので、小泉防衛大臣と陸幕長は辞任、統幕長とご本人は処分ぐらいの話だろうと思う(彼女は命令に従っただけだというだろうが、それは通用しない)。
ただし、高市総理は、何もしないと突っぱねるだろうから、ボールは国民の側に返される。ならば、それでいいのか、そんなことを許すのかという問題にすべきだろう。
高級ファッション誌VOGUEにデモについての4/4の記事。4/8のデモには、これを読んで参加した人もいたのかな。
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光が、街を照らしている。一人ひとりが持ち寄ったその光は、小さくても確かに夜を押し返している。声を上げることも、光を掲げることも、参政権を行使することも──その一つひとつが、未来への選択だ。灯りを掲げるその行為は、単なる象徴ではない。それは、ここにいるという意思の表明であり、まだ届いていない声へと向けられた、静かで確かな呼びかけなのだ。
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www.vogue.co.jp/article/nowa...
「4/8と19で変わるのは政府というよりウチらの主権者意識やと思ってる」とXに投稿された方がいて、深く頷いた。
現憲法下での主権者は私たち国民。なのに主権者であることを意識しないよう刷り込まされてきた。2/8以降のデモは主権者意識回復のためのリハビリ・トレーニングと考えてみる。やるほどに、参加者が増えるほどに、あって当たり前と思っていた「痛み」から社会が回復してゆく――と捉えると、昨日同時多発的に全国でデモがあったことの意味は大きい。
そうか、これらのアクションは、日本の民主主義のリハビリなんだ。
リハビリは1度じゃ済まないので、何度でもやろう。
みんなでリハビリして、みんなで回復しよう。
天体の短時間の変動を研究する時間軸天文学。
その未踏領域を開拓するユニークな観測装置が木曽山中の天文台にある。
東京大学木曽観測所のトモエゴゼンだ。
「トモエゴゼンが見つめる星々の激動」
日経サイエンス2026年5月号【特集:時間軸天文学】
www.nikkei-science.com/202605_038.h...
昨日の事件との関係はもちろん不明だが、Xでこんなポストが流れてきた。面白そう。
アブストラクトによれば、13カ月の防衛大学でのエスノグラフィー調査に基づく論文なのだとか。
x.com/tymaymaychan...
いくつかのTV局や新聞配信で使われつつある「対日批判の材料に利用」という報道は奇妙と思った。「批判を強める」ではなく「批判の材料に利用」とすることで事象の背後にしたたかで暗い底意の存在を付加し、そこに陰険で暴力的な国家理性が隠されていると読む。相手が例えば米国だとそう読まないのに。
米国の場合にはそこには集合的・匿名的な国家理性よりもむしろ、トランプという固有名に収斂する暴君・英雄(立場によって異なる)という個の記述を日本メディアは好む。「高市」や「安倍」も同じで、ひとりの人間の情念や心理に焦点がつねに与えられる。英雄叙述的なナラティブが選好される。この違いは何なのか。
警察が「抑えようがないっす」と言いながら車道歩いてた
国会前来たけど本当にすごい人の数。人を溜まらせない公共空間の設計、警察の動きが改めて恨めしいけど、光とともに人が行き来し流動し続ける動的なデモになっている。とどまらない怒りと危機感が動き続けるデモ。