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Posts by fminamikawa

田中拓道著『自由民主主義とは何か』(ちくま新書, 2026年)読了。移民研究では「自由民主主義国家であること」が受入れ国の前提であったり、多文化主義論争も自由民主主義的な社会の「なかの話」とされていたり、欧米の議論における「自由民主主義」の磁場の強さを感じることが多い。その由来や課題を知りたいと思ったのですが、本書自体は比較的オーソドックスな西洋政治思想入門でした。終盤の「グローバルな正義」あたりの議論を読むと、論者たちの西洋中心主義が明確に浮かび上がるので「そういうところだぞ」と思ったり。

1 day ago 2 0 0 0
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ローザ・パークスの反抗的な人生 - 株式会社 人文書院 物静かな「公民権運動の母」という偶像から脱却し、自由のための闘争に献身した生涯に迫る ジーン・セオハリス 著

【5月刊行】ジーン・セオハリス著/坂下史子訳『ローザ・パークスの反抗的な人生』のカバーです。装丁は鎌内文さん。カバー写真に写っているのは、ローザ・パークスとキング牧師です。
――「疲れたから座った」のではない。それは闘いの通過点に過ぎなかったのだ。
www.jimbunshoin.co.jp/book/b101610...

2 days ago 6 3 0 0

昨日、大阪九条のシネ・ヌーヴォにて藤元明緒監督『海辺の彼女たち』(2021)をみてきました。新作公開にあわせた再映企画。タイトルやポスタービジュアルのイメージよりもずっとずっと厳しい物語で手ぶれ映像も苦手なので、なかなかしんどい鑑賞体験でしたが、雪のなかを主人公が歩くシーンとか、賛否分かれるラストは凄いと思います。ベタですが「生きること」「主体性」が鍵なのかな、と感じました。

2 days ago 1 0 0 0

今年の授業のために上野千鶴子著『情報生産者になる』(ちくま新書, 2018)を再読。やっぱりKJ法を使った演習的な授業をまたやってみようかなという気になっている。AIの時代だからこそ、アナログな「まとめ」技術をちゃんと大学(院)で学んでもらうことって大事なような。

5 days ago 3 0 0 0
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Opinion | Muslims shouldn’t have to assimilate to belong Minorities don’t need to show they are like everyone else.

"This is a community that has increasingly integrated into American civic life, but it has done so while holding on to its religious commitments," @shadihamid.bsky.social writes.

"The question I keep returning to is: Why do Muslims need to be like everyone else?"

1 week ago 3 2 1 0

クロエ・ジャオ監督『ハムネット』見た。前半は監督の自然たっぷりの作風とジェシー・バックリーの演技のかみ合わせが悪いように思ったけど、ラストで全部吹っ飛びました。素晴らしかった!

でも確かに今年のアカデミー賞は「ダメなお父さん、許される」話ばっかりだったね。

1 week ago 0 0 0 0

映画『Riceboy ライスボーイ』(アンソニー・シム監督)を見ました。1990年代にカナダに暮らした韓国出身の移民母子の物語。差別や困難に直面しながらも、自らのルーツに立ち戻ってアイデンティティを見出していく・・・といえばあまりに定番な、オバマの半生記『マイ・ドリーム(Dreams from My Father)』を彷彿させる移民家族ストーリーですが、映像的な工夫に富んでいて忘れがたいシーンがたくさんある良作でした。

1 week ago 1 0 0 0
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2026年5月8日(金)17:30〜 上智大学アメリカ・カナダ研究所にお招きいただき、「著者と語るシリーズ」にて拙著『リトルトーキョーは語る:凝集・越境・包摂の日系アメリカ史』(名古屋大学出版会, 2025)の成り立ちや射程などについてお話しします。対面のみの開催です。
dept.sophia.ac.jp/is/amecana/l...

2 weeks ago 4 4 0 0
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【社説】在留手数料の値上げに慎重な検討を 外国人政策の受益者とは:朝日新聞 外国人の在留許可手数料の引き上げなどを盛り込んだ入管難民法改正案が、衆院に提出された。日本で暮らす外国人にとって手数料は生活に欠かせない出費で、値上げ幅によっては困窮に直結しかねない。慎重な検討を求…

【社説】在留手数料の値上げに慎重な検討を 外国人政策の受益者とは
www.asahi.com/articles/ASV...

連載「社説digital」では全文を無料で公開し、毎日1~2本を更新します。

日々のニュースをどう読み解けばよいのか。関連の記事と合わせて読むことができます。

ひと目でわかる「この社説のポイント」もご活用ください。

2 weeks ago 21 21 0 0
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Ask a Historian: What were the Experiences of Disabled People during WWII Incarceration? - Densho: Japanese American Incarceration and Japanese Internment In this new installment of our running “Ask A Historian” series, guest writer Selena Moon—a PhD student researching Japanese American disability history and working on accessibility in various realms—...

We're so proud of @umn-amst.bsky.social grad student Selena Moon who published her work on Asian American disability. Check it out here. @migrationcollab.bsky.social @iehs.bsky.social @umnengagement.bsky.social
densho.org/catalyst/ask...

2 weeks ago 6 4 0 1

伊藤将人著『移動と階級』(講談社現代新書, 2025)読了。モビリティ・スタディーズの観点から、コロナ禍の移動規制、障害・ジェンダー・人種と移動、移民・難民と移動の権利などの「移動格差」を多角的に議論。どれも面白かったのだけれど、多様な論点を広く浅く紹介する導入的な一冊という印象。もう少し詳しく知りたいと思ったらやっぱりアーリとかの原典に当たるか、著者の単著を待つべしってことか。

2 weeks ago 2 0 0 0
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Five Takeaways From the Birthright Citizenship Argument

連邦最高裁にて、非正規移民の子どもに対して、出生地主義的な生得的市民権を認めないというトランプ政権の政策についての審議。大統領自身も出席する異例の審議においても、保守派の判事も含めて政権に厳しい姿勢とのこと。>Five Takeaways From the Birthright Citizenship Argument www.nytimes.com/2026/04/01/u...

2 weeks ago 3 0 0 0

3月末日は雨の神戸の劇場で映画『アメリと雨の物語』を拝見。1960年代の神戸を舞台に、2歳の少女アメリが家族とその外の世界に遭遇する過程が色彩豊かな独特のアニメーションで綴られます。酷い空襲も経験しながらも外国に開けてきた神戸の歴史的文脈にも目配せが届いてるのに感心。イマジネーションが爆発する映像美は映画館で浴びてこそです。

3 weeks ago 0 0 0 0
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土屋和代さん著『「民衆」のロスアンジェルス:レイシズムに抗う文化と知』(シリーズ 問いつづける民衆史 3)は本日配本!

アメリカのロスアンジェルスを舞台に、警察暴力・貧困・レイシズム・排外主義などに「文化と知」の力で対抗してきた無数の人々を描きます。
日本のアクティビストにも参考にして欲しい。

本書の詳しい内容・目次などは以下をご覧ください。
www.hanmoto.com/bd/isbn/9784...

また、これで「問いつづける民衆史」シリーズは第3巻まで刊行となりました。
既刊の2冊もよろしくお願いします。

3 weeks ago 7 4 0 0

 こちら前作の感想です。

3 weeks ago 0 0 0 0
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梅田にて、TBSドキュメンタリー映画祭2026「War Bride 2: 奈緒と4人の戦争花嫁」を見てきました。舞台挨拶ない上映回だったせいか観客の入りが寂しかったのが残念でしたが、2年前の前作で不満だった箇所がかなり解消されていた(専門家の監修が入ったみたい)。今回は桂子ハーンさんに加えて、米兵と結婚した3名の日本人女性の半生にも迫ることで、「戦争花嫁」という呼び名に回収されない「個」の歴史が際立つ構成に。語り手に寄り添う奈緒さんのキャラクターもテーマに合ってた。できるだけたくさんの方に見てほしいです(若い人にもぜひ!)

3 weeks ago 2 0 0 0

江原由美子著『フェミニズム』(岩波新書, 2026)読了。270頁くらいの本で150頁くらいでやっと第二波フェミニズムに到達というのは予想外の内容でしたが、「社会学的に」理解しようとしたら「近代社会」から歴史的に説明しなくてはいけない、という基本をふまえた良書だったと思います。毎日のようにトレンドが変わるSNS時代にはふさわしいアプローチなのかも。アメリカ研究的にはブラック・フェミニズム〜インターセクショナリティの流れがバッサリ行かれているのには意見がないわけではないが、それもわかってての読者とメディアを考えた「判断」なのだと思います。

3 weeks ago 3 1 0 0
A large crowd of protesters on March 28, 2026 at a "No Kings" protest in Boise, Idaho. Many are carrying homemade signs. Photo by Loren Elliott for The New York Times

A large crowd of protesters on March 28, 2026 at a "No Kings" protest in Boise, Idaho. Many are carrying homemade signs. Photo by Loren Elliott for The New York Times

Protesters gathered across the U.S. on Saturday for “No Kings” rallies against President Trump. They chanted defiant messages and carried signs that condemned the war in Iran, threats against voting rights, the White House’s mass deportation push and more. See more from the protests. trib.al/1Ty7Y49

3 weeks ago 715 162 55 15

終刊が惜しまれる『図書新聞』3月28日号(終刊の直前号)に拙著『リトルトーキョーは語る:凝集・越境・包摂の日系アメリカ史』(名古屋大学出版会)の書評を掲載いただきました。評者は佃陽子さん。ていねいに内容をまとめていただいたうえで、「多様な人々を結束させ、他者を包摂し、越境的なつながりを維持しながらしなやかに存続してきたリトルトーキョー」の語りが、「エスニック・コミュニティは何のために存在し、誰のものなのか」という問いへの示唆を与えると評価いただきました。

3 weeks ago 3 0 0 0

昨日は、学生団体アイセック・ジャパンの活動報告会に基調講演者としてお招きいただきました。「これからの社会に求められる異文化理解」というお題だったので、アメリカの多文化主義の話を中心にお話ししました(バッド・バニーなど時事ネタも少々)。私は学生時代は国際ボランティアとか留学とか縁のないドメスティックな学生だったので、大学教員になってからそういう活動してる学生さんたちと交流してるのがいまでも何だか不思議。

3 weeks ago 1 0 0 0
A pile of Anna O. Law's Migrations and the Origins of American Citizenship and one copy propped up on top. The cover is an USA flag with a figure of a man behind it like the stripes are bars

A pile of Anna O. Law's Migrations and the Origins of American Citizenship and one copy propped up on top. The cover is an USA flag with a figure of a man behind it like the stripes are bars

📣 🎉Today is the official release day of my book, even tho many of you have it in hand already. 🙏 to all who purchased. Availability: Amazon has the paper w/ discount, Bookshop/OUP on back order. Should be an e-version that is missing. I will check w/ my press. More: www.annaolaw.com/book-migrati...

4 weeks ago 1327 359 68 32

小川哲『ゲームの王国(上・下)』(ハヤカワ文庫, 2019)読了。戦後〜ポル・ポト時代から近未来までのカンボジアを舞台に描く大河群像ドラマ。いままで読んだことないタイプの作品かも。登場人物数は膨大だけれどみんな強烈なキャラで面白い。歴史ものかと思えばトンデモ伝奇ものになったり理系SFになったり最終的には「おとぎ話」感もあって縦横無尽。終わってみると結局何だったんだ?という感じもするが、読書中の楽しさは最近にない経験でした。

4 weeks ago 0 0 0 0

行ってきました『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。連休中のIMAXシアターはほぼ満席。ちゃんとコメディ場面で笑い声が上がるなど観客の雰囲気もよく、156分の長丁場全く飽きずに楽しめました。原作の科学考証部分は大幅カットして、宇宙バディものに焦点を絞ったのは英断。原作者アンディ・ウィアーの「知性とユーモア」を信じる楽観主義が、フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督と主演ライアン・ゴズリングによって見事に体現されてました。おすすめです。

4 weeks ago 2 0 0 0
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Cesar Chavez, a Civil Rights Icon, Is Accused of Abusing Girls for Years

ラティーノ労働運動・公民権運動の象徴的英雄であったセザール・チャベズによる少女への性的虐待が明らかに。少女たちだけでなく、チャベスと並ぶ指導者ドロレス・ウエルタも被害を受けており、組織的な問題であったことは衝撃的。被害者との関係から組織的な隠蔽まで詳細に描く調査報道です。
>Cesar Chavez, a Civil Rights Icon, Is Accused of Abusing Girls for Years www.nytimes.com/2026/03/18/u...

1 month ago 4 3 0 0

リチャード・リンクレイター監督『ブルームーン』見てきました。全盛期を過ぎた作詞家役のイーサン・ホークがひたすら一晩しゃべりまくる映画ですが、そこは「ビフォア三部作」の監督・主演コンビですから、非モテ中年男性の虚勢と哀愁と矜持をじんわりと描く秀作でした。刺さる範囲はかなり狭いと思いますし生理的に無理という方もいそうですが、忘れがたく心に染み入るラストシーンをはじめ、久々のリンクレイター節を堪能でました。

1 month ago 2 0 0 0
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Netflixのドキュメンタリー映画『パーフェクト・ネイバー:正当防衛法はどこへ向かうのか』(2025)見ました。フロリダの郊外住宅地で近隣トラブルが悲劇的な事件に・・という過程を、事件に対処した警察官のボディカメラなどの映像で再構成したもの。銃制度とフロリダ州の正当防衛法(Stand Your Ground Law)が小さなコミュニティに何をもたらしたのか。一つの事件を取り巻く「制度設計」について考える、よい材料になると思います。

1 month ago 0 1 0 0
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Michael B. Jordan won the Academy Award for best actor, as the twins Smoke and Stack in “Sinners.” It was a remarkable win for Jordan on his first Oscar nomination. “Thank you everybody in this room and everybody at home for supporting me over my career, I feel it,” he said. trib.al/O0BX0yc

1 month ago 290 24 2 5
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“One Battle After Another” won best picture at the Oscars on Sunday night, completing a dominant awards-season run. The movie also won Academy Awards for best director for Paul Thomas Anderson, supporting actor for Sean Penn, adapted screenplay, editing and casting. nyti.ms/4uxh42R

1 month ago 115 17 9 4
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The “Sinners” cinematographer Autumn Durald Arkapaw has made Oscar history as the first woman, and first woman of color, to win best cinematography. “I really want all the women in the room to stand up,” she said in her acceptance speech. nyti.ms/4s6532K

1 month ago 492 76 4 9

追っかけ再生でオスカー授賞式完走した。まずNHK様、今年は二言語放送ありがとう! 各賞はだいたい納得。結果もスピーチも演出も例年以上に「安定」を感じた今年でした。リアル世界がカオスなのでお祭りのほうがむしろ安定して見えるというのも何だか皮肉。個人的ハイライトは、撮影賞、ハビエル・バルデム、25年振りの『ムーラン・ルージュ』、そしてPTA。早く『ハムネット』と『シークレット・サービス』を見たい。

1 month ago 3 1 0 0