Posts by muttnik
Thank you from the bottom of my heart!
西荻窪FALLにて小部屋展示「江代充の居た場所」が終わりました。撤収し、江代さんの気配がそこから消えて、一夜明けもまだ呆然と立ち竦んでいるようです。私にとっては映画を作るのと同じ作業であったとも思います。皆さん、ありがとうございました。関係者の皆さんにも感謝を。(写真は小林福実さん)
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そして、フライング気味のお知らせですが、7月に神戸で、写真のみですが「江代充の居た場所」の展示とトーク、『黄色い花 一束 二時頃』の上映をすることになりそうです。敬愛する季村敏夫さんにお誘いいただきました。ありがとうございます。詳細が決まりましたら、またお知らせしたいと思います。
わかれのかた 江代充
隣室のうたうような遺骸から
ふかい安堵にめぐまれた夜のこと
できるだけくわしく
あなたの職業をかたりなさいと
ゆめのなかでいわれた
できませんとわたしがいうと
水の透明でかわいたようにみえる川床に
石を投げこみ
月の光でみたしてあゆみなさいというので
揺れうごいてこたえた
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【最終日◎19時まで】
小部屋展示・江代充の居た場所
2026.3.20(金・祝)-4.19(日)
13:00-19:00 月火定休
会場:FALL(杉並区西荻北3-13-15)
公孫樹。
FALL(雑貨屋・ギャラリー)のひと隅に作られた小さな部屋
棚。江代充さんの残した本やメモ、グローブ、十字架、万年筆などの物が置かれている
手書きのメモ、十字架、万年筆
江代充さんの小冊子「下絵抄/小冊の🔖」
少し前、デモに行く前に「江代充の居た場所」を見るため西荻窪のFALLに立ち寄った。
かつていた人の言葉と「物」が同じ有り様で、等しくそこにあると見えたのは展示を作られた越川道夫さん、そしてFALLという場所のせいもあるのだろう。これまで聞こえなかった声をふいに聴いたようで息を呑んだ。
それは、もうずっと晒され続けてきた政治家たちの空虚な声=言葉はもちろん、シュプレヒコールの声=言葉とも重ならない何かだった。地下を通ってはじめて届く水のような。
次のデモにも詩集を持っていこうと思う。
シュプレヒコールの一部になるために私は行くのだ。それでも私の声は私だけのものであることを手放さないために。
江代充の居た場所 小部屋展示
日時:2026.3.20(金・祝)-4.19(日)
13:00-19:00 月火定休
会場:FALL(杉並区西荻北3-13-15)
いなくなった人、失われた場所を、もう一度召喚するということは不遜な行為なのかもしれません。しかし、映画に関わってきた一人として、ただのフィルムの塊である映画が映写をする事で、何度でも一から生き直すことを経験しています。そして、映像というものが「物」それ自体の「深さ」を映す、ということも。私は今回、遺された「物」それ自体が持つ記憶に賭けたのかもしれません。いずれにせよFALLでの小部屋展示「江代充の居た場所」は19日で終了します。あの部屋もまた地上から失われます。「物」たちは、出番を待っていてくれるでしょうか。
江代充の居た場所 小部屋展示
日時:2026.3.20(金・祝)-4.19(日)
13:00-19:00 月火定休
会場:FALL(杉並区西荻北3-13-15)
西荻窪FALL (杉並区西荻北3-13-15)での小部屋展示「江代充の居た場所」も19日まで。展示を作りながら、そこから江代さんの気配が立ち上ってきた時には胸がいっぱいになりましたが、その小部屋もあと5日となります。江代さんを識る方も、これから出会う方にもいらしていただければ幸いです。