トランスと同性愛の協同を分断するような動きが続き、胸が本当に苦しいですが、その協同は長い歴史を持つものです。一例を紹介します。第一次大戦後のベルリンでは女性同性愛のカルチャーが発展し、何件もの女性同性愛者が集まるバーが作られ労働階級のものから高級なものまで様々なものがありその中でもよく名が知られていたのがDamenklub Violettaでした。クラブの創設者の一人であるLotte Hahmはレズビアンアクティビストでもあると同時に、トランスジェンダー/トランスヴェスタイトのサポート団体D'Eonの設立にも関わっていました。
Posts by コウサカX
これだけ世界が不安な感じになってくると落ち着かないのは当然だけど、たまに「こんな状況下でリラックスすべきではない」と自分に気晴らしを禁じる方向に考えがいくことがあって、それは無意味だからやめたほうがいいんですよね。気晴らしは常に必要なので、できる時にしましょう。
『内在的多様性批判』の序文を再読してるけど、密度が濃い……
不勉強にして、武器輸出の規制というものが法律ではなかったことを初めて知った。ということは、原理的に言えば内閣が変わればまた規制できるということなのだろうか。実務的なことはともかく。
あみぐるみ、スノードーム、ウサギのランプ、根付……。
すぐそばにある小さなオブジェたちは、ただ可愛いだけの存在ではない。ときに人間に働きかけ、ときに人間が世界と関わる媒介になり、ときに少し不気味で、ときに人間が世界を解釈する手助けをしてくれる。そして何よりも、そのオブジェたち自身が生き生きとしている。そんなオブジェたちをめぐる物語。
『Kaguya Planet No.8 小さなオブジェ』
books.kaguya-sf.com/books/kaguya...
朝日が今日の大阪デモの記事を無料公開。
「戦争や改憲に反対するデモや集会が19日、全国各地で開かれた。大阪・梅田駅前でも午後2時から700人近くが集まった」
デモ呼びかけ人、きっかけはLINEグループ「近畿ペンライト勢」
www.asahi.com/articles/ASV...
SNSが構造的に演出する極端な言説と現実との乖離についてはすでに多数の指摘や研究があるのに、「それが多数派の意見なら私はもう知りません」みたいないじけた発言を続けることは、気持ちはわかるものの、基本的にはその構造への加担になると思います。
ディディ=ユベルマン『イメージの前で』の本文を読み終わった(増補版なのでボーナストラックがたくさん入っている)けど、めちゃめちゃ面白かったな……
ジーザス・アンド・メリーチェインのシンガポール公演を観て、彼らが40年間にわたってちょっとだけ違うほとんど同じような曲をいつまでも発表し演奏し続ける姿にたいへん勇気をもらいました。それにしてもどれも同じような曲だ。
(ところで客層がすごく若くて驚いた)
No one has ever been cooler than Masayoshi Takanaka
資源とエネルギーの不足、そして中東情勢の安定についてはもちろん政府に可能な限り対策・対応してほしいけど、それらの問題について「もっと不安を感じるべき」みたいに言うのはあまり意味がないと思う。
不安をきっかけに人が行動することはあるけど、だからといって不安を目的化するべきではない。
【速報・重版出来🐧】
『クィア・レヴィナス』第3刷の重版が決定いたしました!発売から1年以上が経過したにもかかわらず、現在も多くの方々にお読みいただいている事実にたいへん嬉しく思います!今後も様々な方にクィア・リーディングの手法が届くことを、心から願っております。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のグレースが感じる楽しさやワクワクは、政治をどこかに押し付けることによって成り立っていて、様々な段階でグレースが政治に巻き込まれそうになると物語はグレースをそれと無縁でいられるように誘導する。グレースが地球に残っていたらストラットのナンバー2だったグレースは政治に巻き込まれていたはずだし、帰還してからもそうだった。でもそうはならない。ストラットが指摘したようにそれは学術論争でさえそうで、物語は巧妙にグレースと意見を交わす同等の科学者を取り除いている。そのあたりを考えるとラストに結構ゾッとする。
ブログ更新。
『非美学』著者による、現代社会と正面から対峙した連作批評。書くことや作ることは、一体どうすれば再びポジティブなことになりうるのか?という探求です。
福尾匠『置き配的』 ポジションばかりが問われる社会で、「書くこと」の意味を取り戻すこと - もう本でも読むしかない pikabia.hatenablog.com/entry/2026/0...
ガンダムが反戦かどうかという話題、これもまさに「置き配的」ってことですね……
例えば富野監督が反戦のメッセージを語っていたとしても、作品自体がそれを語れているかは別問題だし、作品の内外にもいろんな矛盾する要素があるし、ファンが作品に投影してるものも別問題だし、無限に言うことがある
「ガンダムは反戦のメッセージを発しているか否か」なんていう問題よりも、もっと考えるべき問題とか考え甲斐のある問題がガンダムにはたくさんあるはずなんですよね……
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癌とエイズに関する無根拠な物語を批判し、無用の苦しみやいわれのない差別を取り除こうとする名作エッセイの文庫版。
「エイズとその隠喩」は、コロナ禍の経験や現在の排外主義的な言説に深く関わる内容としても読めます。
スーザン・ソンタグ『隠喩としての病い エイズとその隠喩』 病にまつわる物語に苦しまないために - もう本でも読むしかない pikabia.hatenablog.com/entry/2026/0...
こちら再掲です。
「百合」を語ることの困難さと、アイデンティティと政治と楽しみの間で揺れ動く、批評の試みについて。
トークイベントのアーカイブも現在販売中とのこと。
近藤銀河・水上文・中村香住『はじめての百合スタディーズ クィア/フェミニストの視点から』 百合を語る喜びと、その困難の実践 - もう本でも読むしかない pikabia.hatenablog.com/entry/2026/0...
SHACK MEISTER ALEと書かれた缶ビールの写真
ひと仕事終えてビール
エフェメラ特集、よすぎるな……
『近代出版研究』第5号(近代出版研究所、皓星社、2026)
特集は「エフェメラって?ーー軽薄短命の紙がみ」。
エフェメラ(ephemera)とは「1日」という原義の語で、短命のもの、儚いものという意味のことば。
出版方面では、チラシや(古くは)引き札、内容見本、書店のカバー、蔵書票、しおりや帯などのさまざまな印刷物を指します。
これらは本と比べて残りづらく、系統立てて集めるのも眺めるのも難しいわけですが、『近代出版研究』第5号は、各方面の論者のみなさんによるエフェメラ尽くしという楽しい特集号になっています。
libro-koseisha.co.jp/publishing/9...
コナン映画の季節なので、前に初心者の立場でコナン映画をお勧めした記事を貼っておきますね。
映画ファンは「コナン映画」をぜひ見てみてほしい 初心者が語る、王道娯楽スパイアクションとしての『名探偵コナン』 - もう本でも読むしかない pikabia.hatenablog.com/entry/2022/0...
ブログ更新。
月初恒例の気になる新刊チェック、3月分です!
奈落の新刊チェック 2026年3月 海外文学・SF・現代思想・哲学・歴史・構造と美文・今度は異性愛・小説の技巧・解き放たれた無・みんなこうして連帯してきたほか - もう本でも読むしかない pikabia.hatenablog.com/entry/2026/0...
久生十蘭とレオノーラ・キャリントンの誕生日が同じなんだ……
4月6日は久生十蘭(阿部正雄)の誕生日(1902)。奇想と洗練された文章、卓越した技巧で名を馳せる。『魔都』『湖畔』等、傑作多数。国書刊行会から十蘭の残酷短編を集めた『新編 日本幻想文学集成 第3巻』がある。東京創元社から荒俣宏が『帝都物語』執筆時に影響を受けた『魔都』。
国書刊行会が『定本 久生十蘭全集』を刊行。三一書房版からかなりの歳月が経過している為に単行本未収録作品を追加するなど収録量は三一書房版の二倍。他に岩波文庫に短編集『墓地展望亭・ハムレット』光文社文庫に短編集『肌色の月』春陽堂書店から『うすゆき抄』など各出版社から。
4月6日はレオノーラ・キャリントンの誕生日(1917)。イングランド生まれ。シュルレアリスムの影響で絵画を描き、先住民文化の影響下で彫刻を、反キリストの姿勢で小説を書く。マックス・エルンストが夫。フランスで暮らすが第二次大戦でドイツ人のエルンストは収監、キャリントンも亡命し離婚している。
キャリントン小説の邦訳は幻想作品『恐怖の館 ― 世にも不思議な物語』『耳ラッパ 幻の聖杯物語』(共に工作舎)がある。国書刊行会からシュルレアリスム叢書としてキャリントンの中、短篇をまとめた『石の扉』。絵画方面は日本でも『レオノーラ・キャリントン展』が何度も催されている。
気づいたんだけど、海外でこのプレゼント機能を使うと時間は日本時間ではなく現地時間で表示されるのね。つまり実際には日本時間9:57まで読める?