大橋千恵(Yoshi-des)カバーデザイン/カバー写真:右、左上 アフロ/佐藤晃子著『知れば知るほどおもしろい 女性画の秘密』)2023年5月、ビジュアルだいわ文庫) #装幀の「読書(する人)」
大橋千恵(Yoshi-des)カバーデザイン/カバー写真:右、左上 アフロ/佐藤晃子著『知れば知るほどおもしろい 女性画の秘密』)2023年5月、ビジュアルだいわ文庫)
#装幀の「読書(する人)」 #読書 #読書する人 #読書環境
大橋千恵(Yoshi-des)カバーデザイン/カバー写真:右、左上 アフロ/佐藤晃子著『知れば知るほどおもしろい 女性画の秘密』)2023年5月、ビジュアルだいわ文庫) #装幀の「読書(する人)」
大橋千恵(Yoshi-des)カバーデザイン/カバー写真:右、左上 アフロ/佐藤晃子著『知れば知るほどおもしろい 女性画の秘密』)2023年5月、ビジュアルだいわ文庫)
#装幀の「読書(する人)」 #読書 #読書する人 #読書環境
彼は下を向いてツルゲーネフの『初恋』に戻っていく。教室の窓、遠くの家並、ボニー・ウィルコックスの陽を浴びた白のブラウスとほんのり光を放つ両腕、そのすべてがゆらめき、霞んでいく。 — スティーヴン・ミルハウザー著/柴田元幸訳「高校のカフカ、一九五九」(『高校のカフカ、一九五九』2025年12月、白水社) #読書で見つけた「読書(する人)」
スティーヴン・ミルハウザー著/柴田元幸訳『高校のカフカ、一九五九』(2025年12月、白水社)より
#スティーヴン・ミルハウザー #柴田元幸 #高校のカフカ、一九五九 #白水社 #読書で見つけた「読書(する人)」 #読書 #読書する人 #読書環境
鈴木成一デザイン室ブックデザイン/永江朗著『恥ずかしい読書』(2004年12月、ポプラ社) #装幀の「読書(する人)」
鈴木成一デザイン室ブックデザイン/永江朗著『恥ずかしい読書』(2004年12月、ポプラ社)
#装幀の「読書(する人)」 #読書 #読書する人 #読書環境
蔵書庫の中を覗いてみる。薄暗い部屋の中で、老教諭が書物に目を落している。 パラパラとページを捲る音のみが聞こえるほど静寂に満ちた部屋。まるでそこだけ時間が降り積もり、止まってしまっているのではないか、とすら思える。 — 岸波龍著『図書室の記録 花鞠学園・教室の事件簿』(2026年2月、而立書房) #読書で見つけた「読書(する人)」
岸波龍著『図書室の記録 花鞠学園・教室の事件簿』(2026年2月、而立書房)より
#岸波龍 #図書室の記録 花鞠学園・教室の事件簿 #而立書房 #読書で見つけた「読書(する人)」 #読書 #読書する人 #読書環境
堀江敏幸、角田光代著『私的読食録』(2020年12月Kindle版、新潮文庫) ※Kindle版に装幀クレジットなし #装幀の「読書(する人)」
堀江敏幸、角田光代著『私的読食録』(2020年12月Kindle版、新潮文庫)
※Kindle版に装幀クレジットなし
#装幀の「読書(する人)」 #読書 #読書する人 #読書環境
書物の効用は、いろいろある。この世(人間〈じんかん〉)が、生きている人間同士、日々顔をつきあわせて、いがみあう修羅の場であるとすれば、時に息がつまって、どこかへ逃げ出したくもなる。 そのような時、ひとりに戻り、好きな書物を開き、つまり好きな作者とむかい合う人もいる。その時の喜びは、なにごとにもかえがたいものだが、一時的な隠遁ともいえる。 — 草森紳一著「漢詩賞遊──陶淵明、李白、王安石、高啓、施閏章、李賀」(平山周吉編『本に狂う──草森紳一ベスト・エッセイ』2026年2月、ちくま文庫) #読書で見つけた「読書(する人)」
草森紳一著/平山周吉編『本に狂う──草森紳一ベスト・エッセイ』(2026年2月、ちくま文庫)より
#草森紳一 #平山周吉 #本に狂う #ちくま文庫 #読書で見つけた「読書(する人)」 #読書 #読書する人 #読書環境
田中海帆画/名久井直子装幀/早見和真著『店長がバカすぎて』(2019年7月、角川春樹事務所) #装幀の「読書(する人)」
田中海帆画/名久井直子装幀/早見和真著『店長がバカすぎて』(2019年7月、角川春樹事務所)
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華に遊び月に歌う──ここは書に親しみたい者が貴賤の別なく訪れる、後宮唯一の憩いの場。ようこそ華月堂へ。 — 桂真琴著『華月堂の司書女官 後宮蔵書室には秘密がある』(令和4年12月Kindle版、角川ビーンズ文庫) #読書で見つけた「読書(する人)」
桂真琴著『華月堂の司書女官 後宮蔵書室には秘密がある』(令和4年12月Kindle版、角川ビーンズ文庫)より
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浅生ハルミン装画/布村英明装幀/岩田徹著『「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店』(2022年2月kindle版、竹書房) #装幀の「読書(する人)」
浅生ハルミン装画/布村英明装幀/岩田徹著『「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店』(2022年2月kindle版、竹書房)
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これも講談社の某記者から聞いた話。 正宗さんが江戸川アパートにいた当時、朝早く講談社へ来た。まだ早すぎて社員がひとりも出社していなかったので、玄関先を掃いていた掃除ばあさんが、正宗さんとは知らないで待合室に入れた。やがて社員が出社して昼近くなったころ、ひとりの社員が待合室の正宗さんに気がついた。先生は持参の書物を読みふけっていた。 — 井伏鱒二著「正宗さん 正宗白鳥」(『風貌・姿勢』2019年1月Kindle版、講談社文芸文庫) #読書で見つけた「読書(する人)」
井伏鱒二著『風貌・姿勢』(2019年1月Kindle版、講談社文芸文庫)より
#井伏鱒二 #風貌・姿勢 #講談社文芸文庫 #読書で見つけた「読書(する人)」 #読書 #読書する人 #読書環境
原拓郎装幀/吉野有里子装画/nakaban Titleロゴデザイン/辻山良雄著『本屋、はじめました 新刊書店Title開業の記録』(2017年1月、苦楽堂) #装幀の「読書(する人)」
原拓郎装幀/吉野有里子装画/nakaban Titleロゴデザイン/辻山良雄著『本屋、はじめました 新刊書店Title開業の記録』(2017年1月、苦楽堂)
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だけども、私の小説を読んで、でたらめとか、おおげさとか、そんな馬鹿な解釈をされなかった読者は、果たして、幾人あったろうか? — 佐藤友哉著『転生! 太宰治ファイナル コロナで、グッド・バイ』(2021年10月Kindle版、星海社e-FICTIONS) #読書で見つけた「読書(する人)」
佐藤友哉著『転生! 太宰治ファイナル コロナで、グッド・バイ』(2021年10月Kindle版、星海社e-FICTIONS)より
#佐藤友哉 #転生! 太宰 #星海社e-FICTIONS #読書で見つけた「読書(する人)」 #読書 #読書する人 #読書環境
bookwallブックデザイン/帆刈一哉撮影/久保千夏画像処理/誉田哲也著『あなたの本』(2012年2月、中央公論新社) #装幀の「読書(する人)」
bookwallブックデザイン/帆刈一哉撮影/久保千夏画像処理/誉田哲也著『あなたの本』(2012年2月、中央公論新社)
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けれども、芸術は、薬であるか、どうか、ということになると、少し、疑問も生じます。芸術に、意義や利益の説明書を、ほしがる人は、かえって、自分の生きていることに自信を持てない病弱者ではないかしら。くったくなく、小説をたのしんでいる人たちには、説明書など不要なのでしょうね。 — 佐藤友哉著『転生! 太宰治 2 芥川賞が、ほしいのです』(2020年11月Kindle版、星海社e-FICTIONS) #読書で見つけた「読書(する人)」
佐藤友哉著『転生! 太宰治 2 芥川賞が、ほしいのです』(2020年11月Kindle版、星海社e-FICTIONS)より
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アルビレオ ブックデザイン/宮部みゆき作/吉田尚令絵/東雅夫編『怪談えほんⅠ 悪い本』(2011年10月、岩崎書店) #装幀の「読書(する人)」
アルビレオ ブックデザイン/宮部みゆき作/吉田尚令絵/東雅夫編『怪談えほんⅠ 悪い本』(2011年10月、岩崎書店)
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美しさは、人から指定されて感じ入るものではなくて、自分で、自分ひとりで、ふっと、発見するものです。本書の中から、美しさを発見できるかどうか、それは、あなたの自由です。読者の黄金権です。だから、本当は、あまり、おすすめしたくないのです。わからんやつには、ぶん殴ったって、金輪際、わかりっこないんだから。 — 佐藤友哉著『転生! 太宰治 転生して、すみません』(2020年11月Kindle版、星海社e-FICTIONS) #読書で見つけた「読書(する人)」
佐藤友哉著『転生! 太宰治 転生して、すみません』(2020年11月Kindle版、星海社e-FICTIONS)より
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Veia Book Design/市川憂人著『牢獄学舎の殺人 未完図書委員会の事件簿』(2024年8月Kindle版、星海社e-FICTIONS) #装幀の「読書(する人)」
Veia Book Design/市川憂人著『牢獄学舎の殺人 未完図書委員会の事件簿』(2024年8月Kindle版、星海社e-FICTIONS)
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白い長机が並ぶいつもの明るい教室に、おなじみのメンバーが続々と入ってきて席についていく。新名はすでに辞書と青いペンケースを机に並べて、なにやら課題図書とは違う分厚い本を読んでいる。僕は思わず息を殺し、音をたてないようにそっと椅子を引いて席につく。新名はなにかを読んでいるとき、まるでその場からいなくなっているみたいな顔をしていて、僕はそれを見るたびになにかとんでもなくすばらしいものを見たような気がする。なんていうんだろう、無防備でありながら神々しい、っていうのかな……まるで本を読んでいる新名のまわりを見えないなにかが守っているようで、誰も邪魔なんかしちゃいけないんだって思わされる。 — 奈倉有里著『ロシア文学の教室』(2024年5月Kindle版、文春新書) #読書で見つけた「読書(する人)」
奈倉有里著『ロシア文学の教室』(2024年5月Kindle版、文春新書)より
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平沢下戸イラスト/大岡喜直(next door design)装丁/森晶麿著『偽恋愛小説家、最後の嘘』(2021年10月Kindle版、朝日新聞出版) #装幀の「読書(する人)」
平沢下戸イラスト/大岡喜直(next door design)装丁/森晶麿著『偽恋愛小説家、最後の嘘』(2021年10月Kindle版、朝日新聞出版)
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そのショーウィンドウの中にいたのは、本物の人間。それも、若い女性だった。 ガラス張りの狭い空間の中央には、木製のテーブルと椅子が置かれ、壁際には小さな食器棚や家具が並んでいた。一人暮らしの女性のリビングルームを思わせる空間だった。 女性は椅子に座り、手にした文庫本をめくっては、時おりマグカップの飲み物を口に運んでいた。まるで、一日の仕事を終えて自分の部屋でくつろいでいるかのように。 — 三崎亜記著「スノードーム」(『名もなき本棚』2022年7月、集英社文庫) #読書で見つけた「読書(する人)」
三崎亜記著『名もなき本棚』(2022年7月、集英社文庫)より
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中村妙ブックデザイン/原幹和写真/酒井真織イラスト/大島梢絵著『11人の本棚と愛読書 私たちの読書生活』(2026年2月、大和書房) #装幀の「読書(する人)」
中村妙ブックデザイン/原幹和写真/酒井真織イラスト/大島梢絵著『11人の本棚と愛読書 私たちの読書生活』(2026年2月、大和書房)
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『やれやれ! そこに書いてあることときたら、若者が、品行方正な若い女性を誘惑して、自分のものにするために、両親の家から連れ出して、その後、この不幸な娘を運命のままに放り出してしまい、娘は惨めに破滅してしまう、という話さ。 わたしはね、そういう本をたくさん読んだんだよ。そしてどれも実に見事に書かれているから、真夜中を過ぎても寝られないで、こっそり読んでしまうのだよ。 おまえはね、ナースチェンカ、いいかい、そういう本を読んではいけないよ。で、あの人はどんな本をよこしたのかね?』 — ドストエフスキー著/井桁貞義訳「白夜」(『やさしい女・白夜』2015年4月Kindle版、講談社文芸文庫) #読書で見つけた「読書(する人)」
ドストエフスキー著/井桁貞義訳『やさしい女・白夜』(2015年4月Kindle版、講談社文芸文庫)より
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ファン・ボルム著/牧野美加訳『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』(2023年9月Kindle版、集英社e文芸単行本) ※Kindle版に装幀クレジットなし #装幀の「読書(する人)」
ファン・ボルム著/牧野美加訳『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』(2023年9月Kindle版、集英社e文芸単行本)
※Kindle版に装幀クレジットなし
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わたしは、呆然ときみを見つめる。 きみが本のページを繰る静かな音だけが規則的に部屋を満たしている。 — 松田青子著「「物語」」(『男の子になりたかった女の子になりたかった女の子』2024年4月Kindle版、中公文庫) #読書で見つけた「読書(する人)」
松田青子著『男の子になりたかった女の子になりたかった女の子』(2024年4月Kindle版、中公文庫)より
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USHIMAODA Book Design and Layout/潮田登久子著『ビブリオテカ─本の景色─』(2017年3月、ウシマオダ発行/幻戯書房発売) #装幀の「読書(する人)」
USHIMAODA Book Design and Layout/潮田登久子著『ビブリオテカ─本の景色─』(2017年3月、ウシマオダ発行/幻戯書房発売)
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「テツガクっスよね」と丸山が言った。 テツガクか。まぁ、俺だって少しはわかる。テツガクって、ときどき思ってもみないようなことを言う。これまでに俺は三好さんの読んでいたレトルトパックみたいな名前の──デカルトだったか、それと「兄ちゃん」と覚えたニーチェとか、そういうのを読むだけはいちおう読んだ。頭には何もはいってこなかったけど、字だけはとにかく読んでみた。で、読んでみると、案外、俺も読めるじゃんって愉しくなってくる。ところどころ「ああ、そうだな」と思うところもあって、結局、全部忘れたけど、まぁいい。三好さんと同じ本を読んでいるだけでいいのだ。 — 吉田篤弘著『イッタイゼンタイ』(2024年12月Kindle版、徳間文庫) #読書で見つけた「読書(する人)」
吉田篤弘著『イッタイゼンタイ』(2024年12月Kindle版、徳間文庫)より
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カチナツミ扉イラスト/早川書房デザイン室扉デザイン/ブリット・ベネット著/友廣純訳『ひとりの双子』(2022年3月Kindle版、早川書房) #装幀の「読書(する人)」
カチナツミ扉イラスト/早川書房デザイン室扉デザイン/ブリット・ベネット著/友廣純訳『ひとりの双子』(2022年3月Kindle版、早川書房)
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大体、匈奴という民族は、その正体がよく判っていない。よく判っていて、研究し尽されていたら、恐らく私は何の関心も持たなかったに違いない。判っていないところがあるからこそ、しかも、それがそれを調べて判ろうというような料簡からではなく、その反対のどうか判らないところがいつまでも判らないでいてくれといったような気持から、匈奴のことに関する記述を、謂ってみれば古い壺でも手探るような調子で読んでいたのである。学者の著書に、匈奴についてはよく判っていないがというような文章が書かれてあるのを見ると、私はその度に、そうだろう、そう簡単に判って貰っては困るといった気持が動いて、ひそかに北叟笑みを禁ずることができなかったものである。 — 井上靖著「明妃曲」(『異域の人・幽鬼 井上靖歴史小説集』2013年4月Kindle版、講談社文芸文庫) #読書で見つけた「読書(する人)」
井上靖著『異域の人・幽鬼 井上靖歴史小説集』(2013年4月Kindle版、講談社文芸文庫)より
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