昨日は日帰りで箱根へ。滞在3時間くらいでしたが、彫刻の森美術館におりました。一昨年の「舟越桂 森へ行く日」以来です。小田原までは在来線、そこから湯本へと出て、満員電車並みに混雑していた登山電車で強羅方面へ向かいました。この日も美術館はファミリーからインバウンドの方々でなかなか盛況でしたが、ともかく敷地が広いので混雑も気にならず、比較的ゆったり。風も気持ちよく、新緑と桜が晴天に映えてました。(なお草間さんの新しい作品の設置イベントに参加してました。またそちらは別途レポートします。
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「マックス・トゥーレ 知られざるポスト印象派の画家」@ 丸紅ギャラリー。主に19世紀後半から20世紀中頃のフランスで活動した画家の日本初個展。生存中に作品を1点も売ることなく、フランスでも遺作が世に出るまで無名だったとか…正直、自分も全く知らない画家でした。まずはネズミがカボチャを齧る絵がユニークでかわいすぎる…(ポストカードは品切れでした)風景画がメイン。細かく見ると画風も一概に括れませんが、華やかながらも落ち着きのある色彩とゆるやかな点描表現が魅力でした。なかなか盛況でした。5/23まで、日祝日は休みです。(展示室内の撮影はNGでしたが、外の同時代の画家の作品は写真が撮れます)
「ジャッド | マーファ展」@ ワタリウム美術館へ。大変見ごたえのある、丁寧な作りの展示でした。マーファとはジャッドが1970年代にニューヨークを離れ、移り住んだ町。メキシコにほど近いテキサス州の町だそうですが、その町の建物を幾つか購入し、自身の制作の場や作品展示の場としてリノベーションしている。そのマーファでの活動を中心に、よく知られた幾何学的な立体作品などを紹介していく。まずジャッドがこのような活動をしていたのを知らなかったので、それ自体が面白い。あとワタリウム、前身のギャルリー・ワタリで日本初のジャッド展を開催したとか。それを模型で再現する展示も良かったです。
「岡田謙三 パリ・目黒・ニューヨーク」@ 目黒区美術館へ。いわゆる「幽玄」とされる作品が前から好きでしたが、充実した回顧展を見られて良かったです。初期から晩年までの画風を岡田の滞在した主に3つの都市に着目して辿っていく。(出身は横浜、目黒は自由が丘に住んでいたそうです。)初期の風景や人物画が思いの外に魅惑的でしたが、岡田の代名詞ともいえる具象の抽象を行き来するような作品が素晴らしい。一見、抽象的であっても、風景などが立ち上がってくるように見えたりして、それを想像するのも楽しかったです。藤田の影響やロスコらとの交流についても触れている。一部の写真資料を除いて、ほぼ撮影も出来ました。
で、続いて「美術館の春まつり」@ 東京国立近代美術館。年に一度の恒例企画です。春にちなんだ作品が勢揃いしてます。(「春」と記された作品が目印です。)
まずは何度見ても松林桂月の『春宵花影図』が素晴らしい。あとは跡見玉枝の『桜花図巻』も良いですね。高村光太郎の『兎』もかわいい。それに時代は異なりますが、松本陽子や日高理恵子など、現代の作品にも魅せられました。
会期は4月12日まで。千鳥ヶ淵界隈の桜はおそらくもうおしまいですが、東近美ではあと少し作品を通してお花見を楽しめます。
こちら先日ですが、「下村観山展」@ 東京国立近代美術館へ。観山の作品を時代順に紹介しつつ、「なぜこれを描いたか」など制作の背景を解いていく構成。自分としては元々『木の間の秋』が好きなのですが、改めて今回顧展に接すると画業は幅広くて一括りには出来ないなと…国内の代表作だけでなく、大英博物館からも作品が里帰り。不足ない感じで見ごたえありました。あと単眼鏡を見ている方が多いなと思いきや、有料での貸出イベントあり。確かに細かい描写も目立つので有用ですよね。また平日午後にも関わらず、結構賑わってました。撮影も一部を除いてOKですが、東近美は結構映り込むので案外難しい…
今日は夕方前から地元でお花見してました。満開を過ぎて散りはじめ。界隈では名所として知られてますが、遠方から来られる方は稀で、基本的にのんびり。ゆっくりお花見出来ます。
【2026年4月のおすすめ展覧会5選】知られざるヴァルザーから、日本画の新しい表現に挑んだ紫紅、そして蘇る江戸の魅力まで。
irohani.art/news/42430/
公開になりました。東京と横浜で特に気になる5つの展覧会です。
・『カール・ヴァルザー』 東京ステーションギャラリー 4/18~6/21
・『ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界』 サントリー美術館 4/22~6/21
・『大江戸礼賛』 東京都江戸東京博物館 4/25〜5/24
・『日本画の革命児 今村紫紅』 横浜美術館 4/25〜6/28
・『アンドリュー・ワイエス展』 東京都美術館 4/28~7/5
【安野光雅の絵本世界に没入】『ふしぎなえ』『旅の絵本』など原画130点が大集結。大人にこそ体感してほしい、絵本に潜む空想とリアリティ
www.pen-online.jp/article/0210...
公開になりました。東京・立川のPLAY! MUSEUMにて開催中です。『ふしぎなえ』などの原画約130点をはじめ、『旅の絵本』の世界を原画とともに、拡大プリントや映像を通して体感的に楽しめる展示など盛りだくさん。ただプロデューサーの草刈さんが「今回はPLAY! らしい演出もあえてやりすぎないように心がけた」と言われるように、演出や造作などは控えめ。原画とゆっくり向き合えるような展示でした。
で、古墳と博物館を見たら帰えるつもりだったのですが、「せっかく来たのにそれだけでは勿体無いよね…」ということになり、行田市内観光へ。まず水城公園です。すぐそばのヴェールカフェは、かつての信用組合店舗だった洋館を再利用し、2024年にリニューアルオープン。店舗の雰囲気も残っていて、居心地良かったです。そして石田三成らの水攻めにも耐えたという忍城へ。明治維新後に取り壊されたものの、今では三階櫓が復元され、本丸跡地の行田市郷土博物館とともに運営されてます。(市内古墳出土の埴輪の展示も楽しい。)最後は行田市駅の方へ。商店街は寂しい感じでしたが、十万石まんじゅうの本店でお土産を買って帰りました。
埼玉県立さきたま史跡の博物館で展示を見た後は、隣接地する埼玉古墳群へ。稲荷山古墳や二子山古墳、愛宕山古墳等、前方後円墳8基などからなる大規模古墳群。一帯が公園として整備されていて、一部は古墳に登れたり、復元石室を見学出来ます。
桜の名所だそうですが、この日はほぼ開花前。空が広く、明るい開放的な空間。古墳に登ったり、墳頂から遠くを眺めたりしながら、景色を楽しんでいました。次の週末はお花見のお客さんでも大変に賑わいそうです。
なお埼玉古墳群から徒歩30分ほどの八幡山古墳へも足を伸ばしました。墳丘が取り払われ、石室が露出。基本的に施錠されてますが、土日祝日に限って中に入れます。
国宝『金錯銘鉄剣』実物展示@ 埼玉県立さきたま史跡の博物館。稲荷山古墳出土の鉄剣が2年半ぶりに公開されました。約40年使われてきた展示ケースを一新。他のケースとは違い映り込みもほぼなく、有名な金による象眼の「獲加多支鹵(ワカタケル)」の銘文もびっくりするほどクリアに見えました。
そして同じ展示室では、稲荷山古墳をはじめ将軍山古墳など、埼玉古墳群出土の装身具、馬具、鏡、工具などの国宝指定品を中心に埴輪などをあわせて展示。さほど広くないスペースですが、大変に充実してました。(自分としては特に帯金具の精緻な意匠に魅せられました。撮影もOKです。
「春の江戸絵画まつり 長沢蘆雪」@ 府中市美術館。「描き方」と「何を表現したのか?」などに着目して、蘆雪の作品の魅力を紹介していく。個人蔵多数。ラストはかわいらしい犬の作品に囲まれます。一点一点の丁寧な解説に学芸員の金子さんの熱意が伝わるような…蘆雪ファンには嬉しい展覧会でした。
で、行ったのは18日(水)の午後、14時半頃着き、チケット購入列はなく、入場自体はスムーズ。館内はいつもの美術館に比べれば段違い混んでいたものの、流れに乗ればどの作品も最前列で見られる感じでした。ただロッカーも空きはなし、グッズ売り場もずっと会計待ちの列が出来てました。後期も見たいのですが、どのタイミングで行くか…
「神谷紀雄陶展 春風陶花」@ 千葉県立美術館。益子焼の窯元に生まれ、長く千葉市に窯を築いて作陶を続ける神谷紀雄の大規模個展。初期作から代表的な鉄絵銅彩、新作を網羅して大変に充実してました。おおらかな作風とも言われますけど、陶芸っていいなあとしみじみ感じるような展覧会です。
基本的に撮影OK。葡萄や鳥など、自然の生き物のモチーフを取り入れた作品が多数。また一口に鉄絵銅彩といえども、透明感があったり、逆に深みがあったりと表情は多彩で、細かな質感にも魅せられました。今日は学芸員の松田さんのギャラリートークに参加。とても丁寧で良かったです。次回は28日(土)の14時スタート。興味のある方はぜひ。
【浮世絵の黄昏にうっとり】明治時代に登場した「光線画」の正体とは。小林清親から川瀬巴水、スミソニアンから里帰りした名匠の傑作まで|三菱一号館美術館
www.pen-online.jp/article/0209...
公開になりました。5月24日まで開催中です。新しいメディアの台頭などにより、次第に勢いを失っていった時代の浮世絵を「黄昏期」と捉えつつ、新版画への展開を辿っていく展覧会。と同時に、美しい夕暮れ時(黄昏)を描いた作品も多く展示されています。スミソニアンのコレクションの状態の良さにびっくり。写真との関係を検証したり、巴水と三菱のつながりを見る作品なども目を引きました。
イマーシブオペラ「KABUKI × パリアッチ」@ 渋谷・金王八幡宮。観客が演者を追いながら観劇するという新しいスタイル。レオンカヴァッロのオペラと歌舞伎の助六がクロスオーバー。神楽殿で劇がスタートするので、初めはそちらに向いた客席に座るのですけど、劇自体は境内全体を使って行われるので、観客の皆さんもほぼ立ち見で移動しながら見るという…基本的にマイクとスピーカーですけど、ともかく演者の方が近いので生声の迫力もすごい。展覧会のイマーシブというと何かとデジタルですが、こちらはある意味でアナログ。カニオの樋口さん、ネッダの高野さん、それにナゴヤ座の名古屋山三郎さん、いずれも力演でした。
【モネ展の必見ガイド】代表作『昼食』から日本初公開作品まで。約140点が集結する「モネ没後100年」展の見どころを徹底解説|アーティゾン美術館
www.pen-online.jp/article/0209...
公開になりました。 開幕から約1ヶ月、連日盛況の「モネ展」です。当初、2020年に開催が予定されながら、コロナ禍によって2度も延期。ようやく今年実現しました。代表作多数で、それだけでも見応えありますけど、自分としては写真の参照が一番興味深かったです。なお別に徹底解説してるつもりはないのですが、penの記事は基本的に担当の編集者さんがタイトルを付けて下さるので、このようになりました。
【3月のおすすめ展覧会5選】焼絵から蘆雪、それにチュルリョーニスまで。
irohani.art/news/41712/
公開になりました。今月に都内で特に気になる5つの展覧会をあげてみました。
・『焼絵 茶色の珍事』 板橋区立美術館 3/7〜4/12
・『モノたちの眼—メラネシア造形物と密やかなバイオグラフィ』 慶應義塾ミュージアム・コモンズ 3/9〜5/15
・『春の江戸絵画まつり 長沢蘆雪』 府中市美術館 3/14〜5/10
・『下村観山』 東京国立近代美術館 3/17~5/10
・『チュルリョーニス展』 国立西洋美術館 3/28~6/14
お出かけの参考にして下さると嬉しいです。
「向井山朋子Act of Fire」@ アーツ前橋。アムステルダム在住、ピアニストでありアーティストでもある向井山の美術館での初個展。ピアノの音に誘われながら暗がりの展示室を進んでいく。家族の肖像や火祭り、津波で壊れたピアノへ。夫を亡くした後、7年間儀式のように経血をしみつけたというドレスの作品がとても印象に残りました。ギャラリーを地下劇場に見立てた、回廊型のインスタレーション。キャプションや章立てもないユニークな構成でしたが、ちょうど開催されたギャラリートークに参加し、作品の制作背景を聞くことも出来ました。無人演奏によるピアノの音があまねく響き渡る。ラストの炎のプログラムも迫力ありました。
【東京の名美術館5選】モネの代表作を多数展示、安野光雅の世界を体感…2026年春に行くべき“最新展示”案内
www.pen-online.jp/article/0208...
公開になりました。いわゆるまとめ記事ですが、この春に都内で見たい展覧会を5つピックアップしました。
『花・flower・華 2026』@山種美術館(2/28〜5/10)
『光琳派』@根津美術館(4/11~5/10)
『クロード・モネ-風景への問いかけ』アーティゾン美術館(2/7~5/24)
『安野光雅展』@PLAY! MUSEUM(3/4~5/10)
『トワイライト、新版画』@三菱一号館美術館(2/19~5/24)
祖父母ではなく、祖母でした…(すみません、訂正します)写真は祖母の新しいお部屋のカーテンと、祖母が自宅にいた時に大切にしていたぬいぐるみです。
年明けに亡くなった祖父の四十九日の法要と納骨が先日終わり、今日は一人残された祖父母の老人ホームへの入居日でした。わりときれいで陽の光も差し込む清潔なお部屋。95歳。身体はまだ元気とはいえ、認知症も進んでいて、もう祖父母の自宅へ戻ることはないですけど、これから少しでも快適に過ごして欲しいなと。施設の方も親切そうで何よりでした。基本的に法要もホームの手配も父と母がしましたけど、自分としても一区切りかなと思います。またお見舞いというか遊びに行きますね。
福岡ふりかえり。太宰府天満宮の後は隣接する九州国立博物館へ。今年で開館20周年です。天満宮の宝物殿近くのアクセストンネルからのアプローチ。動く歩道が続いていますが、それなりに距離もあります。建物からして巨大です。この日は時間の関係で文化交流展示室、いわゆる常設展示室のみの観覧でしたが、広々とした空間に旧石器時代から江戸時代までの多様な資料が並んでいて、質量ともに見ごたえがありました。(ちょうど前日に岩戸山や石人山などの古墳巡りをしたこともあって、同じ時代の資料を重点的に見てました)あとカフェも利用。天満宮は大変な人出でしたが、ここは割とゆっくり出来ました。
福岡ふりかえり。人生初の太宰府天満宮でした。福岡天神駅から西鉄で行きましたけど、車内から盛況。土産物店の連なる参道も賑わっておりました。まずは藤本壮介さんによる仮殿へ参拝。甥っ子くんへの学業お守りを授かった後は、「境内美術館」と名付けられ、ライアン・ガンダーなどの現代アートが随所に展示されている境内を散策。梅もきれいでした。そして宝物殿へ。ゆかりの文化財とともに、アートプログラムとして、ベルリン在住のスーザン・フィリップスによる個展が開催されていました。写真では伝わりませんが、法螺貝の音を用いたサウンドインスタレーションが、太宰府での記憶を身体に落とし込む。この場所ならではの体験ができました。
福岡の古墳ふりかえり。岩戸山歴史文化交流館こと「いわいの郷」です。筑紫君一族を中心に、八女地域の歴史や、同一族が築き上げた古墳文化を資料、映像、パネル等を通して紹介していく。想像以上に充実、尚且つ素晴らしい展示で感銘しました。まずは岩戸山古墳より出土した実物の石人や石盾、さらに石馬が見ごたえあり。露出展示ばかりで近い距離から細かく見学出来ます。あとは通称「乱」と呼ばれるところを「戦い」として、筑紫君一族の位置付けを再検証していたのも良かったです。久留米駅からバスで約40分。今回はスケジュールの関係もあり、岩戸山から石人山の方へ向かったのですが、童男山古墳の方に回るのも楽しそうだと思いました。
福岡ふりかえり。ともに初めて訪ねた太宰府天満宮と九州国立博物館です。まず博多駅近くのホテルより西鉄で福岡天神駅から太宰府へ。車窓で水城を眺めたりしてましたが、参道から海外のお客さんを含めて大変な賑わいでびっくり。ちょうど梅の花がかなり開いていて美しかったです。そして建築家の藤本壮介さんの設計による仮殿へ。本殿の改修に伴い、3年間の限定ですが、藤本さんらしい個性的な感じもあり、拝見出来たのは良かったかも。そして九博へ。こちらは天満宮とは異なり人出も落ち着いていましたが、さすがに広々とした空間における常設展示は見ごたえありました。
【ミナ ペルホネン皆川明】北欧の光に出合った原点とは。スウェーデン絵画と創作の関係|東京都美術館
www.pen-online.jp/article/0207...
公開になりました。『スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき』の開催に際し、スウェーデンの伝統工芸であるダーラナホースに絵付けを施したミナ ペルホネンの皆川 明さん。その皆川さんにスウェーデンとの関わりや、展覧会を見られた上での率直な感想、または一推しの作品などについてお聞きしました。(インタビューを交えた記事となります。)
長崎ふりかえり。ランタンフェスティバルです。旧正月、春節を祝う行事ときて新地中華街をメインに約1万5000個ものランタンが長崎市中心部を彩る。ちょうどこの日は旧暦の1月1日。有名な皇帝パレードや行列などは行われていなかったのですが、それでも龍踊りもあり、各地で大盛況でした。元は中華街の人たちによる春節祭。平成6年に規模を拡大し、現在に至っているそうです。正直、これほど鮮やかで活気のあるイベントだとは思いませんでした。(長崎くんちでも知られる「モッテコーイ」掛け声が飛び交っていたのも楽しかったです。)
福岡の古墳ふりかえり。岩戸山古墳から歩いて石人山古墳へ。茶畑の間の小道をひたすら進むルート。八女茶で有名な産地です。おおよそ50分。お店もなく、人家も少ない。車を除けばすれ違う人もいませんでしたが、今回の旅のハイライトはここだったかも…ともかくお天気に恵まれて良かったです。(この後、さらに30分近くかけて西牟田駅へと歩きました
長崎県美術館と太宰府天満宮宝物殿にて開催中の「没後5年 菊畑茂久馬展」。(さらに福岡市美術館での「コレクションハイライト」においても菊畑の作品を見ることが出来ます。)長崎市出身、幼少期を同県の五島にて過ごし、独学で絵画を学んだ後、福岡の前衛美術家グループ「九州派」に加わって頭角を現す。いずれも菊畑茂久馬美術青家協会が立ち上げた企画「LINKS ― 菊畑茂久馬」に関する展示です。「絵画とは何か」を問いながら制作を続けていく。一見、静謐とか深淵などの言葉で語られそうな雰囲気ですが、画肌というか質感表現が時に荒々しくて、近づいて見ると熱気というか、かなり迫力がありました。