ウランガラス。ウランガラスとは極微量のウランを加えたガラスのことであり、このようにウランを加えることでガラスは緑色の蛍光色を発するようになります。ウランガラスは1830年頃に発見され欧米諸国でさかんに生産されましたが、現在ではほとんど生産されることはありません。なおウランガラスによる人体への影響は軽微で無視できるレヴェルだと言われています。
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Posts by バーナム博物館長
カミーユ・ピサロ『夜のモンマルトル大通り』。印象派の画家たちは光を描いたことでよく知られていますが、この絵は昼間の陽光ではなく夜の人工的な光を描いたものです。街灯の白く冷たい光と馬車やショーウィンドウの橙色の光、これらの光が夜の闇ににじむ様子をよく描けていると思います。また一点に収束していく線と闇の中に消えていく建物の二重の遠近法で奥行きがダイナミックに表現されています。
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はい、東京の国立西洋美術館にあります。あと静岡の県立美術館にもあります。
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オーギュスト・ロダン『地獄の門』。この作品はダンテ『神曲』に登場する地獄の門に基づくものであり、また以前紹介したギベルティ『天国の門』の影響も受けています。門の中央上部には有名な「考える人」がいて、この男はアダム、ダンテ、あるいはロダン自身だと言われています。また『神曲』に登場するウゴリーノ・デッラ・ゲラルデスカ等の140人ほどの人物が描かれていて、全体で地獄の情景を表現しています。現在この門は日本を初めとする世界5ヶ国にあり、パリのオルセー美術館にオリジナルの鋳型があります。
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ロレンツォ・ギベルティ『天国の門』。この作品は1425~52年にフィレンツェのサン・ジョヴァンニ洗礼堂の扉として制作されました。扉は聖書の場面を描いた10枚のレリーフからなっており、これらの彫り込みは非常に精巧かつ緻密で素晴らしいものです(特に画面構成と遠近法が秀逸です)。この扉は後にミケランジェロによって絶賛されました。
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イラン、シーラーズのシャー・チェラーグ廟。この廟は13世紀にシーア派十二イマーム派の第7代イマーム、ムーサ・アル・カジムの子、ムハンマドとアフマドの墓として建設されたものです。その後14世紀に建物が拡張されて鏡の装飾が施され、さらに16世紀に大規模な改修が行われて現在に至ります。廟には古代・中世ペルシアの陶器等を展示する博物館もあります。
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今は技術の発展によりわりと自由に建物を建てられるようになりましたが、この建物はデザインが秀逸だと思います。本文中に書いた通りもともとは絵本の挿絵でした。
ポーランド、ソポトのクジヴィ・ドメク(曲がった家)。この建物は2004年にソチンスキ&ザレスキ建設事務所の設計で建てられました。建物はもともとヤン・マルティン・サンサーの図面とオスカー・グスタフ・ダールベルクの絵本の挿絵を参照したものであり、大きく波打ち折れ曲がったユーモラスな外観をしています。この建物の中はショッピングセンターになっています。
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桜は本当に短い期間しか咲きませんから、それだけ強く記憶に残るんだと思います。今年も桜の季節になりました。
静岡県島田市牛代の水目桜。この桜は種的にはミズメではなくエドヒガンであり(なぜ「水目桜」と呼ばれているのかは地元でも謎です)、牛代の茶畑の中に一本だけぽつんと生えています。桜は樹齢300年ほどで、その花は周囲の景色も相俟って神秘的な美しさを漂わせています。なおこの桜は個人所有のものなので花見等に行く際はご注意ください。
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さすがにルノワールは人気がありますね。
ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』。印象派の画家たちが用いた技法の一つに筆触分割があります。筆触分割とは画面上に異なる色のタッチを並べ一種の目の錯覚を利用して新たな色を生み出す技法です。通常画家は絵具を混ぜて必要な色を作りますが、絵具を混ぜれば必ず色が暗くなります。しかし筆触分割を用いれば暗くすることなく色を生み出すことが可能です。この筆触分割の恩恵を最も受けたのがこの絵ではないかと思っています。筆触分割のおかげでこの絵は日の当たる部分だけでなく影の中までもが光であふれ返っています。
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ルイ・フランシュ・デスペレーの剣。この剣は世にも珍しいアール・デコ様式の剣であり、ルイ・フランシュ・デスペレーが所有していたものです。ルイ・フランシュ・デスペレーは20世紀前半のフランスの将校であり、第一次大戦中に東部戦線総司令官となってブルガリアとトルコを休戦に追い込みました。いやはや何とも粋な剣です。
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わたしも行ったことがないので行ってみたいです。城壁の上を歩いてみたいです。
隕石の穴自体はかなり大きくて、この穴の中心付近にちょこんと町があるみたいですね。本当にきれいな町です。
ドイツのネルトリンゲン。この町は6世紀頃に成立し、1215年に神聖ローマ帝国の自由都市となって繫栄しました。町は中世の城壁と町並みをよく保存していることで有名であり、全長2.6㎞の城壁、5つの楼門、11の塔が残っています。この町は『進撃の巨人』の町のモデルになったため町の中で世界各国の進撃ファンとよく出くわすそうです。
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ローマのサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会(アゴーネの聖アグネス教会)。この教会は聖アグネスが殉教した場所にあり、1652~72年にフランチェスコ・ボッロミーニとカルロ・ライナルディの設計で建設されました。教会はバロック様式の壮麗な建造物であり、特に美しいドームと主祭壇が有名です。教会のすぐ前にはベルニーニによる四大河川の噴水があります。
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この絵はもう少し有名になってもいいと思っています。
レンブラント・ファン・レイン『鎧を着た男』。実に渋い絵です。薄暗がりの背景の中で一人の男が金属鎧を身にまとい、右手に剣を、左手に大きな盾を持っています。男はごく自然なポーズをとっているだけですが内側からにじみ出てくるような静かな威厳を放っており、また鎧も静かに光沢を放っています。この金属光沢の表現が実に見事です。
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ティファニーの藤のランプ。ティファニーについて今更説明する必要はないと思いますが、1837年に創業したアメリカの宝飾メーカーであり、特にルイス・コンフォート・ティファニーが手がけたアール・ヌーヴォー製品でよく知られています。画像のランプは彼の代表作でモザイク画の手法を取り入れたものであり、一つ一つのパーツの細かさと確かな色彩感覚に感嘆するばかりです。
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イタリアのオルヴィエート大聖堂(サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂)。この教会は1290年に教皇ウルバヌス4世によって建設が開始され、1591年に完成しました。教会はゴシック様式の華麗な建造物であり、特にファサードの聖母マリアの生涯を描いたモザイク画が有名です。この教会の隣には未完成の教皇宮殿があります。
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オランダ、ハールズイレンスのデ・ハール城。この城は1892~1912年にエティエンヌ・ギュスターヴ・フレデリック・ファン・ズイレン・ファン・ニエフェルト・ファン・デ・ハールがもともとあった城を改装したものです。現在の城はネオゴシック様式で建てられており、水上に浮かぶ実に優雅な姿をしています。この城では毎年エルフ祭が開催され多くのコスプレイヤーたちが参加します。
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『黒の時祷書』。時祷書とはキリスト教徒の聖務日課を記した本のことであり、画像の本は1460~75年頃におそらくブルゴーニュ公国宮廷の高位の貴族が作らせたものです。本は黒い染料に浸した羊皮紙に金、銀、青等の装飾を施したものであり(当時青の染料は金や銀に劣らず貴重でした)、聖母の時課、十字架の時課、死者の祈り、詩編等を収録しています。また14ページの細密画が添えられています。
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イタリアのミラノ大聖堂。この教会は1386年に当時のミラノ大司教によって建設が開始され、1813年に完成しました(教会を完成させたのはイタリアを征服したナポレオンであり、彼はこの教会でイタリア王に即位しました)。教会は巨大なゴシック様式の建物であり、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐイタリア第二の大きさの教会です。この教会のすぐ横に以前紹介したガッレリアがあります。
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イタリア、ミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア。このアーケード街は1865~77年にジュゼッペ・メンゴーニの設計で建設されました。このアーケード街は世界的に見ても規模が大きくまた随一の美しさを誇っており、グッチ、プラダ、ルイ・ヴィトン等が出店しています。アーケード街のそれぞれの終点にはミラノ大聖堂とスカラ座があります。
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有益な情報をありがとうございます。少し調べてみたところ、仰る通り悟りの窓・迷いの窓と角の門・象牙の門にはいくつか重なる部分があってたいへん興味深く感じました。
京都市源光庵の悟りの窓と迷いの窓。源光庵は1346年に徹翁義亨が隠居所として創建した寺ですが、この寺の本堂に有名な悟りの窓と迷いの窓があります。左側の丸い窓が悟りの窓であり、融通無碍の悟りの境地を表現しています。また右の四角い窓が迷いの窓であり、あちらこちらに引っかかりがある迷いの境地を表しています。2つの窓から外を見れば真理が見えてくるかもしれません。
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イタリア、シエナのカンポ広場。この広場は1169年に建設が始まり、1349年に完成しました。広場は世界で最も美しい広場の一つとされており、中世に完成した広場としてはヨーロッパ最大規模を誇っています。広場の周囲にはユーモラスな外観をしたプッブリコ宮殿やフォンテ・ガイア(喜びの泉)があります。またこの広場では年に2回有名なパリオが開催されます。
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ジョン・アトキンソン・グリムショー『谷の木立』。この絵が美しいことは多くの者が認めると思いますが、ではこの絵の美とはいったいいかなる美なのでしょうか。この絵が描いているのは晩夏から秋へと移行していく頃の風景であり、時刻は昼から夕方へと移り変わっていく頃でしょうか。すなわちこの絵は夏でもなければ秋でもなく、昼でもなければ夕方でもないこれらの間(あいだ)を描いており、この間に成立するまったく新たな美を提示しています。
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