#RoadsidePlantsInJapan
#コバノタツナミ
Scutellaria indica var. parvifolia
東アジアに広く分布するが
植物において変異種が一番多い地域が
その植物の起源の地の可能性が高いという原理があって
それから考えると
タツナミソウの仲間の起源は中国南部が原産地の重点らしい
コバノタツナミはタツナミソウより小さくかわいらしく
また乾燥・日陰などいろいろな状態にも適応するので
観賞用としてもよく植えられる
写真は観賞用に植えられたものがこぼれ種で増えたもの
世話もされないのに
寒暖差や猛暑を乗り越えてたくましく生き残っている
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番外編
#ニホンヤモリ
Gekko japonicus
家のブロック塀にいたヤモリ
冬の眠りから戻ってきたヤモリは
まだ体が冷たくて動くのも心もとない
だから
太陽のぬくもりを集めるために
少し濃い色になって、
じっと壁の上で息を整えていたのだと思います
それはリラックスではなく
春を生き抜くための
静かなとても大切な時間
赤い花びらが細長い花 樹木
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#ベニバナトキワマンサク
Loropetalum chinense
中国南部原産
ただのトキワマンサクは白っぽい花で
日本にも自生していたと思われていたが
遺伝子の調査の結果
中国から持ち込まれたものらしいとわかった
赤い花が咲くトキワマンサクは
中国南部で
比較的最近
1972年に見つかり
見た目が鮮やかなのと
挿し木で簡単に増やせる利点から
生垣や庭木として使われ
アジアだけでなく
Chinese fringe flowerという名前で
欧米でも人気の高い植物になっている
紫の花 オオアラセイトウ 別名ショカツサイ
紫の花 ストック 別名アラセイトウ
#RoadsidePlantsInJapan
#オオアラセイトウ
#ショカツサイ
Orychophragmus violaceus
中国原産
アラセイトウに似ていることからこの名前がついたと言われる
アラセイトウとはストックのこと
ストックの花(右)に似ている? だろうか?
別名ショカツサイの名前の由来は
三国志の英雄
諸葛孔明が長陣の折にこの種を撒き
食料の足しにした
という伝説にもとづく
ただ長期戦でも戦場では急に移動する可能性があり
野草を植えて食料というのは現実的ではない
あくまで伝説で
一斉に美しく咲き広がるこの花を見て
古代の英雄をのちの時代の人が思い浮かべたのかもしれない
白い花
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#ミツカドネギ
#サンカクネギ
Allium triquetrum
地中海沿岸原産
学名も花茎の断面が三角形である特徴からtriquetrum(「三角形の」という意味)と名づけられている
花が清楚な印象で強くて増えやすかったので
観賞用として19~20世紀にかけて
観賞用として人々が世界中に運んだ
が
繁殖力旺盛で制御できなくなるほど増えるので
強害草とされてしまうことも多い
一応食べられる
が
葉の部分が少ないのと
繁殖力が制御不能になりがちで
野菜としてはほぼ扱われない
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#ダイアンサス (パープルウェディング)
Dianthus hybrid ‘Purple Wedding’
ダイアンサスはナデシコ属のことをいい
名前はギリシャ語由来で「神の花」という意味
カーネーションやセキチクもこの仲間に入る
ダイアンサスは
ヨーロッパ
北アメリカ
アジア
南アフリカ
といった広い地域に分布しており
複雑に交配させた鮮やかなダイアンサスが
園芸種として並んでいる
写真のは園芸店で買ったパープルウェディング
春に咲き
真夏に少し休んで
秋まで花を見せてくれる
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#ナシ (日本ナシ)
ナシは中国系、日本系、西洋系があり
・中国系は中国北部から東北アジア原産
・西洋系はヨーロッパ(コーカサス周辺〜西アジア)原産
・日本ナシの起源は約7000万年前の中国南西部
日本の野生ナシ(ヤマナシ)は中国から持ち込まれたものが野生化したものだと考えられている
山梨県は梨はほとんど栽培されていないが昔はヤマナシがたくさん自生していたことから名づけられた地名と言われている
そのような野生種から栽培果樹品種の
赤ナシ系(幸水・豊水・新高など。果皮が黄褐色)
青ナシ系(二十世紀・菊水など。果皮が淡黄緑色)
が作られていった
キクモモ 濃いピンクの花
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#キクモモ
Prunus persica f. versicolor ‘Kikumomo’
中国から伝わったハナモモが日本で改良され
数多くの品種が生まれたが
その中の一つと考えられている
1765年 明和2年刊行の花彙(かい_絵つき図鑑資料の一つ)には
記述があり
江戸時代ごろには存在したと考えられる
花弁が菊の花のように細長いのが特徴
江戸時代は平和で
植物好きな人が多かったため
非常に改良品種が多く作られたという経緯がある
キクモモ 私は今回 初めて見ました
普通のハナモモにしては花びらが細長いし何だろうと思って
最初わからなかった
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#シレネ
Silene caroliniana
北アフリカ原産
流通名はシレネ・ピンクパンサーと呼ばれることがある
白い花もあり
こちらはホワイトパンサーという流通名がついている
春から初夏にかけて小花をたくさん咲かせる
横に広がる特徴がありグランドカバーに向いているし
こぼれ種でも広がる強さを持つ
ただ寒さに弱いので原産地では多年草だが
日本では一年草扱いになっている
派手な見た目と違ってなぜか花言葉が「静寂」「穏やか」になっている
コンクリートの隙間に生えているのを見たのは
私は初めてでした
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#桜餅
#道明寺
番外
和菓子に道明寺と桜餅(長命寺)というものがある
道明寺粉で餡を包んだもの
桜餅は薄いクレープのような皮で餡を包んだもの
どちらも塩漬けのオオシマザクラの葉で包む
葉ごと食べることができ
しょっぱさと甘さ
そして桜の香りが広がる
オオシマザクラはクマリン呼ばれる香りのよい成分が多く
また葉が大きく破れにくいため
どちらもほぼオオシマザクラの葉が使われている
桜餅は長命寺の近くの隅田川沿いに桜の木がたくさあり
桜の落ち葉を活かすために生まれ
道明寺は保存食の道明寺粉(蒸したもち米乾燥させ砕いたもの)を菓子に転用したものと言われる
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#シデコブシ
Magnolia stellata
モクレン科モクレン属の花の一種
東海地方の一部湿地に自生する
日本固有種で
庭木などにもよく使われている
花びらが神主などが使う紙垂(シデ_棒の先に紙がついたもの)のように細長いことから
このような名前がついたと言われている
写真はピンクだが白いものも多い
4月ですね
モモの花 同じ枝から赤と白の花が両方咲いている珍しい品種
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#ゲンペイモモ
#源平桃
#変わり咲き
Prunus persica ‘Genpei’
江戸時代ごろには存在した
変わり咲きのハナモモの品種
枝の成長点で変異が起きると
その枝の先だけ花の色が変わることがある
これを枝変わりという
しかし源平桃は
枝の先が変わるどころか
つぼみごとに花の色が変わる
ゲンペイモモでは
赤い花を咲かせる細胞と
白い花を咲かせる細胞が
樹木の内部で入り混じりながら成長する
大変珍しい変異を起こしている
つぼみが作られるとき
その部分が赤い細胞を多く含むか
白い細胞を多く含むかで
花の色が決まる
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#ソメイヨシノ
サクラの品種の一つ
江戸時代末期から明治初期
染井村の植木職人が作出したと伝わる
母はエドヒガン
父はオオシマザクラ
この2種の雑種から生まれた単一起源のクローン品種
挿し木で増やしやすく
性質がほぼ同じなので
花の時期が揃い管理しやすかった
一斉に咲き
一斉に散るとき
花びらが吹雪のようになり
その風情も好まれた
それで高度経済成長期に
全国に植えられた
開花条件が一定で
気象情報の参考になるため
日本の多くの地域で
気象標準木にも使われている
モクレン 紫の花
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#モクレン
中国南部原産
非常に古くからある植物で
恐竜時代(白亜紀)には存在したと考えられている
日本には薬として持ち込まれたが
気高い印象から寺院や宮廷に植えられていた
欧米には18世紀後半に紹介された
モクレンの香りは古くから愛され
多くの香水に利用されている
モクレンの学名Magnoliaは
18世紀フランスの植物学者Magnol(マニョル) の名前に由来
マニョルは植物の分類に科という概念を導入した人物で
モクレンの学名を名付けたリンネが
この進化史の象徴のような植物に対して
マニョルにリスペクトを込めてこの学名をつけた
つる性の白い小さな花の植物
白い豆の仲間の花
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#スズメノエンドウ
ユーラシア大陸の広い範囲に古くから分布していて
とても古い時代に広がったため
原産地を限定できないタイプの野草
なんでもない雑草でも
あまりに昔から世界をまたいで広がっていて
“どこがふるさとか分からない”ものがあるのは驚き
花の大きさはカラスノエンドウは8~12mm
スズメノエンドウは3~4mmと
カラスノエンドウより小さな花をつけるので
この名前がついたと言われている
長さ5mmほどの小さなサヤに豆が入る
カラスノエンドウしか見たことがなかったので
初めて見つけた時は嬉しかった
カラスノエンドウ 紫の小さい花
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#カラスノエンドウ
#ヤハズエンドウ
西アジア〜地中海沿岸原産。
とても古い時代に、人の移動とともに日本へ渡ってきたと考えられている。
黒く細長いサヤの形から、この名前がついたという説がある。
古代オリエントでは、小麦などと一緒に栽培されていたらしい。
現代では食用としては使われなくなり、
雑草として春の風景に溶け込んでいる。
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#キュウリグサ
日本も含めた東アジアから東ヨーロッパにかけて古くから分布
在来種
千切るとキュウリのようなにおいがすることから
この名がついた
ワスレナグサとは近縁だが
ワスレナグサと違って花の大きさが大変小さい
ワスレナグサの直径6〜9mmくらいに対して
キュウリグサは約2mmほどしかない
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散歩中に見つけた植物
人が植えたものも
自然に生えているもの
草も樹木も
ひっくるめて
紹介しています
アミガサユリ 下を向いている白い花 編み笠のような緑の網目模様がある
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#アミガサユリ
中国原産
日本には江戸時代に薬草として入ってきたとされている
咳止めや去痰の効能があり
日本薬局方(薬の効き目の公的評価基準をまとめたもの)だそうだが
毒性もあり素人が薬として使えるものではない
現在は観賞用として栽培されることがほとんどだとか
私は今回初見だったのと
緑の網目の花という珍しい見た目だったので
出会えて嬉しいです
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#オトメツバキ
オトメツバキについて調べていたら、
ユキツバキ系に見える特徴が多くて混乱して
ユキツバキ系と記述してしまいましたが、
正しくはヤブツバキ系の園芸品種でした
訂正させていただきます
オトメツバキ ピンク 花
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#オトメツバキ
#乙女椿
ユキツバキ系の園芸品種
ツバキの中でも最も形が整った品種と言われている
江戸時代後期〜明治初期に日本で成立した園芸品種らしい
ヤブツバキ系よりも花が遅咲き3月から4月が花のピーク
病害虫にも強く
樹形が乱れにくく(ある程度放置しても枝が変な伸び方をしにくい)
都市部の庭でもよく育つ
それで個人宅の庭木や
公園などによく植えられているそう
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#ニショクアツバスミレ
北米原産
アツバスミレの変異種で
明治末(1900年代)〜大正期(1910〜1920年代)に
観賞用として持ち込まれたものが変異し
それを育種家が選抜して定着させたのではないかと言われている
花壇から逸出して野生化している個体もあるとのこと
ボケ_赤い花
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#ボケ
この時期になると
亡くなった叔父を思い出す
「お前の花があるぞ」
と言うので
なんだろうと思ったら
「ボケ」の花だった
認めるのは辛いが
私は不器用で
機敏に頭が回らない
SNSの運用の仕方もそうだ
叔父は川柳を新聞に投稿しても
入選するような人だった
魔の悪いことに叔父は
コロナ禍の真っ只中で
別の難病を発して
家族はドア越しにしか最後まで会えなかった
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#ボケ
#ボケの咲き分け
咲分けが起こるボケ
「咲き分け」とは同じ木なのに様々な色の花がつくこと
咲き分けが起こるボケは中国原産のボケがベースになっている
ボケは基本的に赤い色の花が多いのだが
枝の先での変異(枝変わりという)を起こしやすい性質がある
枝の先で変異を起こすと
同じ木から違う色の花が咲く状態になる
これが起こりやすい改良品種が園芸店で売られている
(東洋錦、日月星などの品種)
200~300年前
江戸時代頃から「枝変わり」は楽しまれていたそうだ
環境や栄養状態などで同じ木でも
年によって
様々な咲き方をするのも特徴的
小松菜_黄色_アブラナの仲間の花
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#コマツナの花
#小松菜の花
耕作放棄地にて
たぶん小松菜の系統の花
(昔、ここで小松菜が植えてあるのを見た気がする)
草刈りされず
ほかの強い競合植物が入らないと
何年も野良小松菜が生え続けることがあるみたい
菜の花、小松菜、カブ、大根、白菜……
これらは
アブラナの中の
Brassica rapa
という系統で
Brassica rapaは
西アジアからコーカサス
北ヨーロッパにかけての広い地域が故郷だと言われている
アブラナの仲間は交雑しやすく
そのため古代から長い年月をかけて
さまざまな方向へ
野菜として改良されていった
観賞用のハナニラ_薄紫
食べられるニラの花_白
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#ハナニラ
南米原産
明治時代に観賞用として持ち込まれた
丈夫で管理しなくても
毎年美しい花を咲かせることが多い
花は薄い青紫や白花もある
食用の野菜のニラの花(つぼみの状態)も料理に使う場合があって
これも「花ニラ」という紛らわしい言い方をするが
「観賞用のハナニラ(左)」と
「野菜の花ニラ(右)」はまったく別種で
「観賞用ハナニラ」には毒がある
観賞用のハナニラは一輪ずつ大きな花が咲くが
食用のニラの小さな花が集まって咲く
食べられるニラも観賞用のハナニラも野生化していることがあり
葉だけだと似ているので注意する必要がある
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#オランダミミナグサ
ヨーロッパ原産
オランダと特に関係があるわけではなく
昔はヨーロッパに関係するのものは
オランダとつけたことによる
名前は在来のミミナグサに似ているヨーロッパ原産の植物というくらいの意味らしい
葉が向い合せになっていてネズミの耳に似ているからミミナグサなのだそう
種がたくさんできるのでよく広がる
私は見たこごがないのだが在来のミミナグサは
里山や山間部に残っているという
ノースポール 白い花
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#カンシロギク
#ノースポール
北アフリカ原産
現地の気候は夏が極端に暑いために
冬に育つ進化をした
それで花が少ない冬に咲く
本来は多年草の性質がある
原産地は夏の気候が乾燥しているので生き続けるが
多湿に弱く日本では夏には枯れる
観賞用に栽培されるものだが
生命力が強くこぼれ種でも増えるので
写真のように道路のスキマに生える場合もある
サンシュユ、樹木の黄色い花
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#サンシュユ
中国および朝鮮半島原産
山茱萸(サンシュユ)は中国の植物名
早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつけ
秋にはグミのような実がつく
日本では一般に花を観賞用とするため
庭木などに利用されている
日当たりの良い肥沃地などに生育する
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#ウメ
中国原産
奈良~平安時代
(710年〜1185年頃)
日本に伝わったと言われている
当時は外来文化と教養の象徴として貴族の庭に植えられ
清少納言も白梅よりも紅梅がいいと(いう彼女の好みを)記述している
万葉集にも110種のウメの和歌があり
当時ウメは春の風物詩だった
サクラが春の風物詩として主流になっていくのはもっと後の時代になってからである
また村上天皇(在位946〜967年)が病気の折
ウメの入ったお茶を飲んで回復したという記録があり
ウメは縁起のいいものという伝承がますます広まった