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【レビュー】タミヤ最新バイクモデル Honda CB1000Fを組む前に見ておきたいこと。 タミヤから新発売のホンダCB1000Fプラモデルは、ネイキッドバイクの魅力を再現しています。精密なパーツ分割や独自のディテールが特徴で、組み立ての楽しさを損なわない設計が際立っています。過去の技術の集大成であり、バイク模型に対するタミヤの誇りを感じます。

【レビュー】タミヤ最新バイクモデル Honda CB1000Fを組む前に見ておきたいこと。 #バイク #キットレビュー #nippper #プラモデル

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近藤版ギラ・ドーガの迷彩に撃たれて、タミヤ パンターG型を買った日。——「かっこいい」は連鎖する  4月19日に福島県いわき市で開催された模型展示会「春のタンまつり3」では、ホビーメーカーのメガハウスも出展。同社の組み立てフィギュアシリーズ「VAKIT」の最新アイテムとして開発されている「VAKIT 機動戦士ガンダム 新MS戦記 ギラ・ドーガ 隊長機」は、展示だけでなく、現在数々の模型雑誌で筆塗り作例が取り上げられているモデラー・清水圭の筆塗りライブにも使用され、多数の来場者から注目を集めていました。  筆塗り実演準備中の清水さんとメガハウススタッフの様子。私も実演中は隣で進行役を担当。その時、間近で見る「ギラ・ドーガが迷彩塗装になっていく様子」に興奮を抑えることはできませんでした。そして、迷彩のギラ・ドーガは僕のプラモ魂を揺り動かしたのです……「ドイツ戦車のプラモが塗りたい」と。  永野護氏原作の「ファイブスター物語」も読んでいると戦車模型が無性に作りたくなってくる漫画です(そうですよね!)が、「新MS戦記」で近藤和久氏が描くギラ・ドーガは、その衝動をさらに強く、具体的にしてくる存在です。施された塗装、戦場での立ち振る舞い、それらがとても戦車のイメージを色濃く纏っています。そんなモチーフが、目の前で最高のプロモデラーの手によって迷彩塗装されていく――。それを見てしまったら最後、戦車模型売り場に足が向かうのは、もはや避けられません。  模型店で手に取ったのは「タミヤ 1/48 ドイツV号戦車 パンサーG型」(以下パンター)。衝動的に作りたい! 早く形にして塗りたい! と思った気持ちを、世界一受け止めてくれる戦車模型が「タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュア」シリーズです(以下1/48MM)。  ガンプラで言えばHGシリーズのような組みやすさと精度、ボリューム感があり、コレクション性と作った時の満足感もあります。パンターG型は、第二次世界大戦末期の1944年に生産が開始された、パンターの決定版とも言われている車両。「3色迷彩」や「光と影迷彩」などの塗装パターンも好きなだけ楽しめます。近藤版ギラ・ドーガの味がする戦車を挙げてみようと言ったら、各所で服の袖がビリビリになるまでの取っ組み合いが起きそうですが、僕は最後までパンターとキングタイガーのどちらかで悩んで、パンターにしました。  1/48MMは、シリーズスタートが2003年とプラモの世界では比較的若いシリーズ(とは言ってももう20年以上前! みんな大人になってますね)。2000年以降の成型技術で生み出されているので、どのプラモデルも非常にシャープです。しかも組みやすさを重視しているので、細かなパーツ分割も少なく、パーツの一体化が積極的に採用されています。  リアの装甲板は、両サイドに雑具箱も一緒に成型。その他ディテールもメリハリがあるので、完成すると別パーツで表現されているようにしか見えません。可愛いブタさんの顔にも見えてくる、大好きなパーツです。  戦車には細かな社外装備品が搭載されています。これらもじみ〜〜にめんどくさいのですが(感想は人それぞれ)、このパンターのキットはほとんどが1パーツで構成されているので、枠からカットして接着するだけで、車体の情報量が上がっていきます。手軽な製作工程で、どんどんカッコよくなっていく様子を味わえるのです。  およそ2時間で完成! 手のひらに凝縮されたパンターの迫力!! 久しぶりに1/48MMを作りましたが、やはりこのシリーズは最高だぜと思わせてくれました。これも近藤版ギラ・ドーガのおかげですね。  モビルスーツから戦車へ、そして飛行機や数々のモチーフへ……。ひとつの「かっこいい」が、現実にあるモチーフへと連鎖していく。この広がりを体感し、自ら掴んでいくことは、模型趣味の大きな醍醐味です。  近藤版ギラ・ドーガがまとっている色やコーティング。その“元ネタ”に触れた瞬間、きっとあなたの世界は一気に奥行きを持ちはじめる。ガンダムというフィクションが、僕たちの現実へと視線を引き戻してくれる――そんな瞬間が、確かにあるのです。早くメガハウスの「VAKIT 機動戦士ガンダム 新MS戦記 ギラ・ドーガ 隊長機」が欲しいな〜と首を長くしながら、目の前のパンターやドイツ戦車を塗って待っていようと思います。

近藤版ギラ・ドーガの迷彩に撃たれて、タミヤ パンターG型を買った日。——「かっこいい」は連鎖する #キットレビュー #タミヤMM #nippper #プラモデル

7 hours ago 8 1 0 0
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【レビュー】あまりにもデラックス! 制服もバニーも全部入り「KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES 青春ブタ野郎 桜島麻衣 DX ver.」  KADOKAWAといえば、アニメやゲームなどを見ていれば必ずどこかに触れている、そんなでっかい企業です。そんな一大コンツェルンが、ガールズプラモ戦国時代に突然参入してきたことは記憶に新しいところ。アニメ、マンガやゲームの美少女キャラクターをいろいろなところから立体化していて、なかなか面白いシリーズとなっています。  ということで、KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES「青春ブタ野郎」シリーズ 桜島麻衣 DX ver. です。いつもカドプラのアイテムはデラックスバージョンというとそのキャラクターの水着バージョンがついてくるのですが、これはどっちがメインだと思いますか? そう、制服の先輩がDX Ver.限定なんです。  バニーガールのプラモ、じつはいままでなかったのでは。もちろんうさぎモチーフであったり、その意匠が入ったキャラクターはいましたが、桜島先輩は直球のバニーガールなので実直にプラモになっています。  面白いのは合わせ目が縫い目の部分になっているので、うまくバニースーツが作られているというところ。シワのつきかたといい、なかなかこだわりを感じる部分です。  腕の分割もちょっとおもしろくて、上腕はインナーをかぶせて可動部をはめる、合わせ目が出ない方式。前腕は肘関節に出っ張りがあって、曲げる範囲を制限しています。  脚部はシンプルに可動部以外は合わせ目がない構造です。いままでのキャラクターでも水着版で魅せてきたワザですね。すごいのはハイヒールで、靴本体、靴底、ヒールの3パーツ構成なのですが、その本物っぽさはなかなか。ちゃんと立てるようにヒールのリフトがちょっとだけ大きいのもプラモとのやり取りを感じる部分です。  おぉ~。シンプルにバニーガールだし、めっちゃアニメの桜島先輩です。髪の毛のピンは全部部分塗装済みのパーツになっています。前髪も分け目付近(右目の上あたり)でパーツ分割してあって、そこがうまく立体感に寄与しています。もみあげが頭を振ったときに体に触れないようにちょっとだけ可動もします。ガールズプラモとしても組みやすく、キャラクターとしてもらしさあふれる内容です。  そしてデラックス版の制服もつくりましょう。胴体内部の構造などはバニーガールに近いのですが、セーターのふちが腰側についているのはなかなか面白いところ。  基本は同じなのでスルッと組めます。ということでふたりぶんが完成。カチューシャをつけてないバージョンの頭部はDX版にあるので、それぞれ交換もできます。まあ桜島先輩は分裂しないのですが……。  台座も付属するのでしっかり支えられます。アームが長めで小さいサイズのものが付属。制服のほうも細かいディテールがよくできているし、プリーツスカートの折り目のシャープさ、広がりが動きに干渉しないなど、よくできています。  カドプラの「美少女シリーズ」はアニメタイトルをまたぐこともあり、そのたびにプラモ的面白い設計やキャラクターらしさを再現するパーツを見ることができるシリーズになります。今回の桜島先輩はその美貌も魅力的ですが、純粋なバニーガールとしても面白いアイテムでした。DX版には制服姿もついてお得ですよ!

【レビュー】あまりにもデラックス! 制服もバニーも全部入り「KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES 青春ブタ野郎 桜島麻衣 DX ver.」 #キットレビュー #美少女プラモ #nippper #プラモデル

1 day ago 3 1 0 0
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【レビュー】何もかもみな懐かしく、こんな嬉しいことはないバイク模型の巻/ハセガワ 1:12 XLR 250  「ああっ、オマエは!」 バイクコーナーで旧友に再会しました。ハセガワ 1/12 HONDA XLR250Rです(買ったのはモタードカスタム)。昔、弟が乗っていたものをお下がりで手に入れ、しばらく自分も乗っていたのです。愛車がプラモ化されてる人をうらやましく思ってましたが、ようやくその時が来た!架空の物や日頃お目にかかれない物を手軽に立体として楽しめるプラモですが「手触りまで覚えてる物のキット」というのが新鮮。こういう感じか~。  さすが新作、シャープなモールドにうっとり。いざ作り出すと細かいパーツが多くて、仕事でもここまで緊張しないぞ。でも「老眼鏡または拡大鏡」「精密ピンセット」「きれいな作業スペース」(パーツを落としたら探すのが大変)があれば大丈夫。組み立てはじめから各パーツが「ああ、こうだった」と実に懐かしい。  さてバイクプラモで一番難儀なのがタイヤのスポーク、これがどうしても太いんです。縮尺通りなら0.3ミリくらいになるはずだが、そんな細さでは金型に樹脂が流れないのでしょう(知らんけど)。ツワモノは金属線でスポークを張りなおすのだが、人生三台目のバイク模型なのでここは見送ってツヤ消しの黒鉄色を塗って目立ちにくくする作戦(実車も汚れでわりと黒いイメージ)。白い服と黒い服なら黒の方がやせて見える、という理屈もあるし、けっこう目立たなくなったのでは? 今は無き愛車再現、カラーリングが違うのはいいけどシートやタンクの文字が違う!デジタルでデカール再現、というのが遠すぎるのでアナログでなんとかします。デカールを貼り、上塗りラッカー系の防護のつもりでアクリジョンのクリアー塗布後、シートは「250R」をガイドに「XLR」に上書き、タンクの「ホンダウイングとロゴ」は白く上塗り、「250R」は説明書の文字を縮小コピーしたものを見ながら手書きしました。  最後にやると壊しそうなので汚しも組み立てながら済ませておきます。型式が違うのか二人乗用足置の位置を移動、ブレーキランプは透明プラ板、荷台はプラ板、のばしランナー、虫ピンで新造しました。  うまく塗装できなかった所は汚しでごまかすという「オフロード車でよかったね仕上げ」でなんとか完成しました。ナンバープレートもうろ覚え再現。いろんな角度でながめつつ、「うわあ~、こんな感じだった!」とニヤニヤしています。いつもと違う制作感覚、ハセガワさん、ありがとう!皆さんも愛車が模型化されてたら絶対買いましょう、貴重な体験ができますよ!

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1 day ago 6 1 0 0
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【レビュー】その濃ゆいキャラクターがエリア88出演を決めた/ハセガワ 1:72 クフィルC2を味わおう  その知名度の高さはほぼマンガ『エリア88』のおかげと言っていいでしょう(逆にエリア88を読んだことがない人はほとんど知らない飛行機なのかも……)。ハセガワの1/72 クフィルC2です。フランス生まれのミラージュIIIという戦闘機をベースにして生まれたイスラエル産の戦闘機なのですが、日本ではアスラン王国での活躍をイメージする人が多いはずです。実機ができるまでの経緯はかなりキナ臭く、本機の持つ妖しい魅力はそこに由来するのかもしれません。  さて、ハセガワ製のミラージュというと高翼型のF.1Cが発売されているのみ。かつて一世を風靡したアイマス機でもミラージュ2000があったじゃないかと思うかもしれませんが、1/72スケールはイタレリ製、1/48スケールはモノグラム製(当時はアメリカレベルが金型を保有)をベースにハセガワがリパッケージしたものでした。そう考えるとミラージュファミリーをすっ飛ばしてクフィルがプラモデルになっているのはザクがないのにデザートザクだけ商品化されているようなものなので、当時それだけ興味深い対象だったのでしょう。  犬歯に例えられる主翼前縁のトンガリが目立つ伸びやかなデルタ翼。表面のディテールは凹凸入り混じる古式ゆかしい雰囲気ではあるものの、完成したときの存在感や繊細さはある意味でいまのプラモデルから失われたものとも言えます。機体下面も優美な曲面と強弱のある彫刻があいまって思わず見とれてしまう景色。ともすれば飛行機模型は「合わせ目を消す」とか「凸のラインをスジ彫りに改める」といった作法が様式化されがちですが、この彫刻をそのまま味わうのもこのキットに対峙するひとつの立派な態度だと思います。  胴体左右竹割り、スラリとした機首にピトー管までくっついてるのがこのキットのスピード感を保証してくれます。原型機の名残とも取れる「真ん中がくびれた増槽」なんかはエキゾチズムを感じさせるポイントですし、空対空ミサイルが2本くっついているだけのシンプルな武装でも強そうなシルエットを形作るのにひと役買っています。ちなみに説明書ではハセガワのエアクラフトウエポンセットからAIM-9DやMk.82爆弾を持ってきて搭載する方法も解説されています。  クフィルC2の実戦配備からさほど離れていない1979年に発売されたキットの初出時はデザートカラーの3色迷彩が目印。しかし1986年に現在でも使用されている「グレー2色の制空迷彩のパッケージイラスト」に変更されました。これはより近代的な見た目のほうがキットもアップデートされている雰囲気になる……という思惑ががあったんじゃないかな、と想像できます。キットにはちゃんとどちらの迷彩でも仕上げられるようデカールが2パターン入っているのでお好みで作れるのが嬉しい。いまなら一周回ってデザートカラーのパッケージイラストにするともっと売れそうな気もします。こういう変遷は「一周回って昔のスタイルがしっくりくる」的なファッションの流行みたいで面白いよね。  コロンビア、エクアドル、スリランカ、アメリカ合衆国でも運用されていてそれぞれ個性的。その出自も複雑なら、デビュー後の活躍もなかなかに数奇な運命を辿っているクフィルなので、想像力を逞しくしながらマイオリジナルな塗装も楽しめるってもんです。デルタ翼機ならでの広い面をどんな色で楽しむか、ぜひとも皆さん贅沢に悩んでください。そんじゃまた。

【レビュー】その濃ゆいキャラクターがエリア88出演を決めた/ハセガワ 1:72 クフィルC2を味わおう #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル

2 days ago 9 0 0 0
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【工具レビュー】タミヤ 精密ピンバイスDを「ワンタッチ化」!φ2.35mmドリルが快適すぎる理由  プラモ用のドリルとして超定番の「タミヤ 精密ピンバイスD」。この工具のおかげで、ミニ四駆の肉抜き穴を開けたり、ガンプラのディテールアップとして丸ディテールを開けたりと、模型のさまざまな楽しさを知りました。現在も愛用しています。特にこのピンバイスととても相性の良いドリル刃と出会ってからは、常に机の上に転がっています。僕がタミヤピンバイスの相棒として選んでいる刃は、「イチネンアクセス RELIEF(リリーフ) ホビー 10本組 小径マイクロドリル刃セット 28580 2.35mm軸」です。  この商品、模型ドリル刃の世界でも定番となっている「軸径」が共通のタイプ。φ2.35mmで軸径が統一され、刃の部分のみそれぞれの径になっています。このセットだけで「0.8mm〜2.0mm」まで対応しているので、僕がよく作るスケールモデルのプラモは大体賄えます。軸径が揃っていると……「刃の付け替えが簡単」、「ケースにまとめやすい」、「軸が太く安定する」というメリットがあります。タミヤのオフィシャルドリルでも軸径が揃っているタイプが売っていますが、こちらのドリルだとより多くの径を1セットで揃えることができるので購入しました。そして何より、タミヤのピンバイスDのチャック部分とサイズがバチピタなのです。  タミヤのピンバイスDの使用可能ドリル刃0.1~3.2mm。ドリルを分解すると、それらのサイズの軸径をしっかりとホールドするチャックが2つ入っています。  このチャックの穴は4種あって、それをうまく使ってドリル刃0.1~3.2mmまでを使い分けていきます。その穴の中で2番目に大きな穴が軸径「φ2.35mm」とぴったり合うのです。そのため、刃の交換が爆速で可能となります。  ちょっとハンドルを緩めてドリルを抜きます。  新たなドリルを装着して、ハンドルを締める。これだけのアクションでドリルを交換できます。他メーカーから発売しているワンタッチで刃を交換できる仕様とほぼほぼ変わらない快適さを、タミヤのピンバイスDにもたらしてくれます。しかも軸径がφ2.35mmとしっかりとしたボリュームがあるので、穴を開ける際もブレにくく、とても使いやすいです。ドリル工具の定番である「タミヤ 精密ピンバイスD」をお持ちの方、ぜひ軸径φ2.35mmのドリルセットも準備して、快適な模型ライフをお過ごしください。

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2 days ago 10 2 0 1
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【レビュー】ハセガワの新生トレノは実車再現と設計の巧みさに注目だ!/トヨタ スプリンター トレノ AE92 GT-Z 後期型  ハセガワの新規金型で完全リファインされたAE92レビン/トレノ。前回はシャーシ、下回りについてまとめて話をしたが、今回は『トヨタ スプリンター トレノ AE92 GT-Z 後期型』、通称『92(キューニー)トレノ』に的を絞って紹介していきたい。まず目を引くリトラクタブル・ヘッドライト。AE86から継承されるトレノらしさの象徴なのだが、法規制などによってこの世代が最後の採用となる。キットでは完成後も開閉できる可動仕様なのが嬉しい。リトラを上げるとボンネットのエアインテークと合わせて盛り盛りとなり、「足し算こそ正義」というバブルの時代性を感じて景気が良い。他の自動車メーカーも含めてこういうコッテリ濃厚なノリは絶滅したので、昭和終盤の様式美を味わえる機会ともなった。  オプション設定だったというサンルーフを再現しているのもこのキットの特徴だ。サンバイザーの間にルーフの開閉スイッチ兼マップランプが用意されており、キットではそのパネルが再現されていた。1/24スケールのカーモデルにおいて室内、特にルーフ、ピラーの再現は省略されがちだ。ウィンドウパーツの貼りしろの兼ね合いもあるし、外観から視認しにくいので最善手だとは思う。でも、それでも。と、このパネルの再現を譲らなかったハセガワ。このクルマのオーナーだった方は特に嬉しいだろうな。自分が触れていたものがパーツになって刻まれているのは。  前回、シャーシの時にも「実車の部品構成にならってパーツの分割が成されている」と話したが、このアルミホイールのセンターキャップもまさにそれだ。一体パーツで難なく成形できるだろうに、わざわざの別体化。その拘りに思わずニッコリしてしまった。つや消しメッキ仕上げで上質な雰囲気になっているのも良い。  前後のバンパーにはじまり、サイドやリヤのスポイラーなども実車に準じた分割となっている。サイドモールまで別パーツ化されているのは前述のセンターキャップと同じく「実車もここ、別部品ですからね!」という強い意思なのか、とにかく実車を模することに余念がない。  シャーシがテンポ良く組み上がるので、その勢いのままボディを仕上げてゴールしたくなった。ボディの白いプラ成形色を活かすのを基本として、ウィンドモールなどに水性ホビーマーカーの部分塗りを施した。モールはマーカーの腹でなぞっていくと均一な線を引いていけるのでオススメ。その他、リトラのライトユニット、フロントスポイラーの開口部の奥、ボンネットのエアインテークの内部を説明書の指示通りに黒く塗りつぶしておくと、白いプラモデルが途端にリアル感が高まるのでオススメの一手だ。  前後の灯火類を再現したクリアとメッキのパーツの組み合わせ、実車さながらの雰囲気となるのでこれまた良い。リアのコンビネーションランプは赤と橙のマッキーで塗り分けるだけでも充分な見た目となるが、実車の意匠を再現すべく説明書の指示通りにストップランプ、ウィンカーの明暗をつけるのに挑戦しても良いだろう。  リアのコンビ用にマスキングテープが用意されているので、マスクしてスモークを吹き付けると実車どおりのコントラストとなってリアルが爆発する。バックランプ用のマスキングも用意されているので、それを用いればバックランプの存在感もとんでもなく高まる。裏打ちされたメッキパーツが大変効果的なのだ。  プラスチックの色を活かした部分塗りだけでも、大満足な92トレノを手にすることが出来た。室内のシートとハンドルが白いプラスチックまんまであるが大して気にならない。シャーシとボディを組みきり、部分塗りを施し、水転写デカール貼ったら水性プレミアムトップコート[光沢]を吹いてと、2~3晩でゴールできた。そのライトウェイトな工程も大変好印象となったハセガワの92トレノ。個人的にハセガワのカーモデルへのイメージがガラッと変わったと言って良いほどのナイスキットだった。92レビンの方は塗装も楽しんでみようかと。  86トレノが神格化される現在ではあるが、実は92の方が販売台数としては各段に多かったりする。なので「お、92(キューニー)じゃん」と当時を思い返す方も少なくないはず。この機会にカーモデルをぜひ。ハセガワの新生92で良い時間を過ごせるはず!

【レビュー】ハセガワの新生トレノは実車再現と設計の巧みさに注目だ!/トヨタ スプリンター トレノ AE92 GT-Z 後期型 #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル

3 days ago 9 0 0 1
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【レビュー】「タミヤの密度」を体感するならオープントップ!/1/35 ソビエト陸軍 自走砲SU-76M  対ドイツ戦中に開発され、各地の戦線へと大量配備された傑作自走砲「ソビエト SU-76M」。軽戦車由来のコンパクトさ、絶妙な形状をもったモチーフがタミヤの誇る丹念な実車取材を基にプラモデル化されています。発売から今年で10年を迎えますが、現在もAFV模型界を牽引する「タミヤらしさ」をその「密度」という視点から体感することができるキットでした。では、魅力的なオープントップを覗き込んでみましょう!  小型ながら高い走破性を発揮したとされる足回り。履帯は自然な弛みを表現するために一体成型と分離式を併用する仕様です。このための治具パーツもしっかりと用意されています。確実に必要な履帯を合わせるためのツメが設けられているので数作業も苦になりません。  転輪から車内外のディテール、戦闘室に搭載される2種類の砲弾や短機関銃も精密に再現されています。  オープントップということで装甲板の内側にも抜かりなくモールドが!面的な形状をしているので、パーツも各面の装甲板やパネル別のパーツとなっていますが、これがどんどんと組み合わさって車体が構成されていく様は、密閉式の戦闘車両とまた一味違った面白さです。組み合わせを補助するためのガイドモールドもタミヤらしいユーザーフレンドリーな設計なので、スムーズに進めることができます。  ワイヤーロープは両端がプラパーツ化され、ロープ本体は化繊の糸が同梱されています。  自走砲の最重要部分である主砲ZIS-3Sh。砲身が一体成型なのが嬉しいです。  クリアパーツは他キットとの共通ランナー。前照灯のパーツをひとつ使用します。  主砲の基部なども各部のディテールがしっかりとパーツ化されています。車体同様、これらがどうやって組み合わさるんだろう? となりながら組み立て説明書を辿るうち、ふと気づいた瞬間に形が出来上がる驚きは実在モチーフの醍醐味のひとつですよね。  車外搭載品の各種工具類もしっかりとスケールに合ったミニチュアとしてパーツ化されています。スコップや斧、スレッジハンマーといったお馴染みのものから、丸太を切り出すための両引きノコギリにも注目です。丸太を敷いての泥濘からの脱出、対成形炸薬弾用の即席増加装甲として現地調達していたのかもしれません。そんな当時の風景を想像できる象徴的な付属品でした。  平面的であった装甲板に各種搭載品が付いていくと、どんどん立体的になっていきます。砲弾ラックは砲弾を1発づつラックに収めることで精密さを実現。左右にマウントされている短機関銃PPSh-41は対歩兵用の車載機関銃も兼ねているため、多数のマガジンが積まれているところもしっかり再現されていました。  車体と戦闘室の装甲板が組み合わさっていくと、一見するとシンプルなようで絶妙に角度のついた形状が明らかになっていきます。ボルトやフックなども精密なモールド。  ドライバーズハッチは鋳造製ということで、テクスチャーもしっかり入っています。素組み状態で部分毎の製法の違いがしっかり表現されているのもタミヤらしいポイント。  戦闘室を俯瞰で。床面のディテールも抜かりなくしっかり再現。情景化も考慮された一貫した姿勢が感じられます。  反対側から。より複雑な内部の面構成を見ることができます。無骨な搭載品と隔壁の組み合わせ、そこにスッと覗くシートが1/35スケールの世界へとさらに引き寄せてくれました。  転輪の取り付け、治具を利用した履帯もスムーズに巻けました! ソ連車両らしい趣が凝縮された姿です。  車体がほぼ組み上がったところで主砲を組んでいきます。砲身、防楯側のシンプルさと砲尾や操作部分の精密さのコントラストが同時に楽しめるのもオープントップの魅力。細部の組み立てにますます気合が入ります。  主砲を搭載!上下左右に可動させることができます。これで自走砲本体は組み立て完了です。  モチーフとしては総生産数1万輌を超える傑作自走砲ながら、これまでキット化にあまり恵まれていなかったSU-76M。タミヤからのプラモデル化で一気に決定版が登場したと発売当時も話題になりました。実車から読み取られた確かな形、それをスマートに成立させる設計、その先に出現するディテールがギュッと凝縮した風景をもつ魅力的なオープントップの箱庭が完成しました。サイズの大小だけではない楽しさにも溢れたキットなので、これからAFV模型を始めてみたい方にもオススメのキットです!  そして、オープントップの自走砲に欠かせない最後の要素!乗員ももちろん付属しています。面の強い形と車体内外のディテール、リアリティに溢れたフィギュアが共演してこその「タミヤの密度」です。後編では、そんな箱庭に乗り込んでいくソ連自走砲俳優の御三方に迫っていきましょう! お楽しみに!

【レビュー】「タミヤの密度」を体感するならオープントップ!/1/35 ソビエト陸軍 自走砲SU-76M #キットレビュー #戦車・軍用車両 #タミヤMM #nippper #プラモデル

3 days ago 8 3 0 0
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プラモデル作りの「見える」を完全サポート/オートフォーカスアイウェア ViXion2 ガチンコレビュー!  プラモデルを作るのがが下手になったわけでも、集中力が落ちたわけでもなく、じつは「見えていない」ということ。その事実に気づかないまま「なーんか最近しんどい」と感じているあなた。私もそのひとりでした。もともと左右の視力差が大きいところに「いいほうの目」が早くも老眼の兆しを見せ始めてちょっとショック(視力が良いほど老眼が早く来るって言うしね!)。PCとプラモのパーツとスマホと説明書でそれぞれ近視用眼鏡と裸眼と拡大鏡を使い分けてスマートにやっているつもりでしたが、やっぱりそれがどうしても煩わしい。  nippperで追いかけてきたオートフォーカスアイウェア、ViXionシリーズはその問題を「可変式の液体レンズ」で解決するかなり未来的なアイテムです。外部センサーが対象までの距離を測定し、その情報に基づいて液体レンズの厚みを変化させることで焦点距離を動的に制御する仕組みによって、ピント合わせという行為を機械に補助させるシロモノ。視力検査も処方も不要で、目の状態が変わればユーザー自身が再調整すれば使い続けられるというところも素晴らしいポイントです。電源は内蔵の充電式バッテリーで、USB-Cによる約3時間の充電で約15時間の連続使用が可能です。  今回発売されるViXion2は、その長所をさらに伸ばした新モデルです。初代モデルの時点で仕組み自体はすでに完成していのですが、模型用途という観点では正直に言って惜しい部分もありました。レンズ直径が5.8mmと視野が限られていたため、近い距離で細かい作業を続けるには顔と目を固定する必要があり、ガチで作る人ほど「確かに機能するが、常用するには厳しい」というスペックだったのです。 ViXion2で最初に体感として分かる変化は、その視野の広さ。レンズの直径が9mmになったことで視野面積は従来比で約2.4倍に拡大しています。実際に使用するとわかりますが、これだけ視野が広いとある程度目線を動かすこともできます。さらに近いところに合わせてレンズ間の距離を狭めに調整してもちょっと離れたところまで見通せるようになりました。作業空間全体を把握できるだけの視野はかけてすぐに実感できるもので、かくいう私も思わず「あ、これは実用段階に入りましたね」と口に出してしまいました。  視野の拡大は、プラモデル以外の日常生活にも途切れなく繋がる快適さに直結しています。いちいちメガネのかけ外しをしたり、大きく姿勢を変えたりしなくても、とにかくシームレスに「見える」という状態が続くのは驚くほど快適なことです(そしてViXion2をかけると自分がいかに不自由な視界のなかで暮らしていたのかを痛感することになります)。これまでのViXionシリーズに対するユーザーのリアクションとして視野を理由に敬遠する人が多数派だったのが、ViXion2ではその声が大幅に減ったという話も納得できます。  センサー性能やピント合わせのアルゴリズムも進化しています。測距の最短距離は約5cmまで対応しており、極端に手元へ寄せた状態でもピントはしっかりとパーツに食いついてくれます。この距離で作業を続けると、肉眼では確実に目に負担がかかりますがが、ViXion2ではデバイス側がピント合わせを補助し続けてくれるため、疲労感が明らかに違います。  さらに今回私が大注目しているのがViXion2 Proの存在です。こちらはこれまでViXionを愛用してきた歯科·医科、獣医療、製造業といった専門職に従事するユーザーの声を反映し、チルト機構を搭載したのが大きな特徴。ViXionのピント制御は、眉間に位置するセンサーの延長線上にある対象に焦点を合わせる仕組みであるため、下を向きがちな手元作業では視線とセンサー軸がズレやすいという難点がありました。しかしViXion2 Proはレンズユニットが下方に最大30度まで傾くため、頭を下に向けなくても視線だけを落として手元にフォーカスできます。この機構は長時間模型を作る人間にとっても大きなメリットがあるはずです。  レンズ以外の部分についてもこまかな改良ポイントはたくさん。従来機よりも重心位置が後方に移動し、ツルの形状はもちろん、鼻当ての形状も調整されています。首や鼻への負担を減らし、かけ続けていても違和感のないバランスはViXion2およびViXion2 Proを常用したくなるポイントのひとつと言っていいでしょう。  価格は決して安くありません。ViXion2は税込み11万円と、模型用ツールとして見れば高額な部類に入ります。しかしこれはメガネのような視力補正具ではなく、視覚という身体機能を拡張するデバイス(しかもカスタマイズできる!)ですから、長く使い続けられること、模型以外のあらゆるインドア趣味において有用であることに価値があります。この製品はスペック表を眺めてもなかなかその真価がわかりません。実際にかけて、手元を見て、外した瞬間に「やっぱかけていたいな……」と思えるかどうか。その体験がすべてだと思います。家電量販店をはじめ、実際に試着できるスポットはたくさん用意されています。みなさんもぜひ体感して、このすばらしいアイテムの有効性に心打たれてください。 ・ViXion2製品ページ

プラモデル作りの「見える」を完全サポート/オートフォーカスアイウェア ViXion2 ガチンコレビュー! #工具 #nippper #プラモデル

4 days ago 8 3 0 0
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よく使う色には定位置を。「ラッカー筆塗り専用パレット」という快適術  最近は、水性塗料だけでなくラッカー塗料も使用して筆塗りを楽しんでいます。その理由がラッカー塗料の最大の長所とも言える「乾燥した塗料もラッカー溶剤を少し含ませれば再び溶かして使える」ということ。この特性を活かしてよく使う色には「専用パレットを用意しておく」と、筆塗り準備がより快適になって、すぐに塗装を始められます。  スコープドッグの色、アメリカ海軍のネイビーなど、自分がよく塗るモチーフの色をこのようにパレット上に出したまま保管しています。それらのモチーフを塗る時に、このパレットを出してきて、後は溶剤を含ませた筆でパレットを撫で撫でしていれば、すぐに塗装がスタートできるというわけです(長時間塗る時は、継ぎ足し用に同じ塗料も準備)。  サーフェイサーのように頻繁に使う色も、この方法と相性抜群です。僕はマホガニーサーフェイサーと、ガイアノーツのメカサフヘヴィをよく使うので、100円ショップのお皿を使って専用のパレットを用意しています。使用する時は必ず刷毛で表面についた埃を落としてから、溶剤や塗料を足しています。  塗料が少なくなってきたら、同じ塗料を足す。まるで鰻屋の秘伝のタレ的な状態になっていますね。こうしてパレットで保管しておくことで、傷が目立っている部分にもすぐにサーフェイサーを塗って処理できます。  蓋がついているお皿があれば、塗料にホコリが混入することなく保管できます。僕はそういった蓋つきのお皿は持っていないので、そのまま放置していますが、今のところ問題はありません。パレットの塗料が乾く前に、お皿を重ねてしまうと大惨事になってしまうので、塗料が乾いたら重ねるようにしましょう。  よく使う色の定位置があるだけで、ラッカー塗料筆塗りはもっと気軽になります。思い立った瞬間にすぐ筆が動く環境を整えて、筆塗りをもっと楽しんでみてください。

よく使う色には定位置を。「ラッカー筆塗り専用パレット」という快適術 #筆塗り #塗料 #nippper #プラモデル

4 days ago 4 1 0 0
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【レビュー】『エリア88モデリングミッション2』のタイガーシャークは小さくてもパーフェクトなプラモデルです!  完全新金型……!なんて力強く美しい響きなんだろう。ブランニューであり、パーフェクト。そんな期待感で胸が高鳴ってしまうのだが、それにしっかりと応えてくれたのが『エリア88モデリングミッション2』の付録である「完全新金型1/144スケールF-20タイガーシャーク」のプラモデルだ。  小さくてもしっかりシャープなインテークや翼のエッジ。流し込み接着剤で組むと分割がどこだか判らなくなるほど精度の高い嵌合。ただのオマケではない、ハイクオリティなスケールモデルだ。  航空機マンガ『エリア88』に登場するタイガーシャークの魅力をしゃぶり尽くすかのように繰り広げられるタイガーシャークの作例、作例、作例……!群れ!どのページをめくってもタイガーシャークor新谷かおる(インタビュー)が現れるハイな書籍だ。その中でも興味深いのは、過去に7社のメーカーから販売された13点のタイガーシャークのプラモデルが掲載されており、しかも未組み立てのランナー状態で紹介されていること。面白いことに、どのメーカーもパーツ構成がそれぞれ違う。胴体、主翼、尾翼をどのような組み合わせで一体化し、分割とするのか。様々な手法と個性が理解できる。  そして付録のキットは、どのメーカーとも違う分割構成のキットだということが判明する。企画はモデルアート、金型製作と生産は韓国のアカデミー社だ。最大の特徴は、主翼・水平尾翼・胴体下部が一体となっていること。4枚の翼の角度が完全な左右対称でビシッと決まることが約束されている。エアブレーキ展開時の角度が固定されたパーツも嬉しい。  主翼、尾翼、左胴体、右胴体、コクピット、この4パーツで上の写真の状態まで出来してしまう。超音速の快感だ。ランディングギア収納状態のパーツもあり、飛行状態の組み立てならかなりのスピードで完成するだろう。しかし着陸状態はランディングギアのパーツが超極小で接着の難易度はかなり高いと思われる。実際大変だった。  ミサイルの造形は、1/144でここまで出来るのかと驚嘆する。既に羽が生えていて切り出すだけだし、指紋よりも細いモールドまで彫刻されている。  水転写デカールもしっかり付属している。シンのパーソナルマークであるユニコーンのグラデーションもこのサイズながら美麗な印刷。今更気づいたのだけれど、よく見たら半人半獣なんだな。極小のものや、超細いラインもあるので、ここは実力が試されるところだろう。テクニックorスルー力(りょく)が。  エリア88を初めて読んだときに衝撃を受けたのが、着陸するときの「ドピュッ!」というオノマトペだ。ランディングギアのサスペンションが受ける着陸の衝撃、タイヤと滑走路との激しい摩擦、それらが同時に表現された素晴らしい音。だからどうしてもランディングギア展開状態で組んでみたかった。出来上がったのは、マンガのページからそのまま飛び出してきたかのような小さなプラモデル。オーバーなパネルラインのディテールはクッキリとした造形で見栄えがよく、まるで漫画のタッチのような力強さに溢れている。

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4 days ago 9 4 0 1
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【レビュー】指先サイズのプラモデルでハセガワの意地を感じちゃう/1:350 ガンビア・ベイの艦載機たち  ハセガワから発売されている1/350のガンビア・ベイは、量産性を極限まで高めた空母として「手頃なサイズでビッグスケールの空母を楽しみたい!」という贅沢な欲求を満たしてくれる非常にナイスなプラモデルです。そして空母であることを示すアイコンとして、甲板上に居並ぶ艦載機が付属しています。これがまあ、とんでもなく小さいのにとてつもない表現力を備えているのです  ガンビア・ベイを買うと同梱されているのはTBFアベンジャー×3機とFM2ワイルドキャット×6機です。ワイルドキャットっつったらF4Fじゃろがい……と思ったんですがガンビア・ベイ(っつうかカサブランカ級)はめちゃくちゃ小さいので軽量化と出力向上を果たしたゼネラルモーターズ製のワイルドキャット、FM2が搭載されていたみたい。それにしても全幅25mmくらいの主翼にどんだけこまかいディテールが入ってるんだ!  アベンジャーはもうちょい大きな飛行機ですが、こちらもただアベンジャーっぽいカタチの何かが入っているのではなくて、フツウの飛行機模型と同じく左右割りの胴体、プロペラ、主翼、水平尾翼がそれぞれパーツになっています。ぶっちゃけ目がシパシパするほど細かいので組み立てには注意力が必要ですが、パーツ同士を貼り合わせる場所はわりと明瞭。  艦載機だから翼を畳んだ状態と展張した状態を選んで組み立てられます。左右の主翼の角度をよーく見ながらカッコよく組みましょう。そうだ、昔の艦船模型なら胴体と同じグレーで一体になっていたキャノピーもちゃんと透明パーツが用意されていて感動しちゃったよ。髪の毛みたいな細さの窓枠をどうやって塗るかはさておき、これだけ小さくてもちゃんと「飛行機模型」として設計されているのがすごい。 言うてみりゃハセガワの得意分野である飛行機ですから、1/350スケール(ホントに指先に乗るサイズだぞ!)でもプロポーションやディテールまできっちりと再現するぞというプライドが伝わってきます。なんなら昔の1/72モデルなんかより情報量が多いし、パネルラインやリブの表現も正確なんじゃないかな。  たった9機ではちょっと心許ないのですが、このパーツだけを箱詰めした「艦載機セット」っちゅうのもかつて発売された経緯がありますから、甲板上にズラッと並べる特盛状態も楽しめるっちゃ楽しめる。まあとにかく、単体でも組みごたえ抜群、鑑賞に耐えうるほどのカッコ良さを備えた艦載機が手に入りますから、みなさんもガンビア・ベイ(あるいはそのバリエーション)をぜひともゲットしてくださいな。そんじゃまた。

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5 days ago 13 5 0 0
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サーフェイサーのイナバウアー!可動モデルだからこそできる缶スプレー時短テク  いきなりですが、ありえんポーズのスコープドッグがおります。スプレー缶のキャップに逆さ貼りの布テープ。これが塗装のワザなんですよ。  昨今のよく動く! パーツも細分化されている! と言ったキャラクタープラモデルとなると、アーマーなどで隠れる部位や塗り分けもいっぱい。それらを塗り分けるために、よくバラバラにしたパーツをクリップするために大量の持ち手を用意する……なんて、姿がよくあります。  それをショートカットして、一気に塗ろうというのがこの手法。可動で隠れる部分をなるべく出した状態にすると、自然とコミカルなポーズに……。そう、決して楽しんでいるワケではなく、組んだまま各所に塗料を塗るためなのです。  イナバウアー。肘の外側や膝の上面、足首など、乾燥後動かしたときに隠れる場所は確実に塗装しておきましょう。スプレーは吹きすぎるとタレて大変なことになるし、また動かしてから吹くことになるので、こってり吹くより色を乗せる程度で大丈夫です。これはサーフェイサーなのであっさり全体を塗れます。  一回目の塗装が済み、普通に立たせてみると、ご想像のとおり塗装できていない場所が出てきます。今度はこれをしっかり塗れそうなポーズに変えて、再度塗装するのです。  という感じで、可動モデルの可動を活かして気楽にサーフェイサーを塗っていけました。特に今回のようなサーフェイサー塗装をサクッと済ませるのに便利ですよ。このあとこのまま筆で塗るもよし、また分解してエアブラシで色分けするもよしと、本塗装の前に時間をかけないことで、その先の塗装にもパワーの残してガンガン進めるでしょう。  パーツ数が多かったり、挟み込みが多いキャラクターモデルを塗装するとき、この動かしながら塗るのは相当強い手段です。もちろん、関節可動部に塗料が浸透して割れないように、あまり吹きすぎないのも大事ですよ! みなさんもこの速いスプレーで塗りをスピーディーに進めてみてくださいね~。

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5 days ago 5 0 0 0
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【レビュー】プラモも箱もよく動く/GOZ ORDERメグミ・アスモデウスを作ってわかる、不思議な快適さ  プラモデルを作るという行為は、常に箱を開けるところから始まる。 貼り箱のフタを「パカッ」と持ち上げるのか、あるいはキャラメル箱の端をたわませながら引き出すのか。そうした指先の感触は、知らず知らずのうちに身体に染み込み、「今はこのメーカーの模型を作っている」というムードを知らず知らずの間に作っていく。それに気づくのは普段と違うメーカーのものを作ったときくらいなもの。だからこそあまりにも自然、というか無意識的に刷り込まれていることがよく分かる。  多くの人は、箱のフタや底を使って、ランナーを整理しながらプラモデルを作るのではないだろうか。使うパーツは机に、それ以外は一旦箱へ戻す。パーツ点数が増せば増すほど、自ずとそうせざるを得ないというか。  特に、完成後の可動や変身といった豊かなプレイバリューを約束する近年の美少女プラモデルともなれば、パーツの数は膨大になる。遊べる分、手間も増える。ただし、とびきりかわいい製品がものすごい幅を持ってラインナップされている楽しいジャンルなのは間違いない。  そんな中、ずっと気になっていたのがマックスファクトリーのGOZ ORDERシリーズ。特に正統派の騎士とは少しだけ違うメグミ・アスモデウスは「いつ買うかどうか」といった状況でジリジリと気になり続けていたのだった。実際に買ってみて、作ろうと思ったときに私に妙な印象を与えてくれたのは箱だった。  製作を進めるたびに、必要なランナーを山の中から引っ張り出しては戻す。その繰り返しのなかで、箱がいい感じにフニャッと変形することに気づいた。元々ついた折り目が生み出しているものだが、もしこれが頑強すぎる貼り箱であったなら、ランナーそのものや尖ったパーツが引っかかって地味なストレスになっていたように思える。  積み重なったランナーの奥深くに手を突っ込むとき、この箱のしなりが、ちょっと笑っちゃうくらいに効果的で、とにかくパーツが取り出しやすい。ランナーの重みに合わせて箱が形を変え、手の動きを拒まない。メーカーが意図して選んだ仕様なのか、あるいは偶然の産物なのかはわからない。ただ、箱の寛容さが妙にありがたくて、メグミの変身前の姿はあっという間に出来上がったのだった。顔や首元から垂れる十字架風のデザインの布などは塗装済みで、完成したときの雰囲気を十分リッチにしてくれるのが素敵だ。

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6 days ago 5 0 0 0
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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。マクロスサーガ始まりの機体「VF-1D」を2時間で楽しめる幸せ/PLAMAX 1/72 VF-1D ファイターバルキリー  週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は伝説のアニメ『超時空要塞マクロス』の物語の始まりを告げる機体「VF-1D」のファイター形態を楽しめる「PLAMAX 1/72 VF-1D ファイターバルキリー」をご紹介します。  マックスファクトリーのプラモデルブランド「PLAMAX」では、飛行機形態のファイター、人型のバトロイドのどちらも1/72スケールで展開されています。ファイター形態のキットは、従来の飛行機模型のフォーマットを見直し、より多くの人が気軽に組み立てを楽しめるよう、各所に組みやすさを高める工夫が施されています(詳細は以下のリンクも参照してください)。そのため、初めて飛行機模型に挑戦する人でも、2時間ほどでしっかりと完成までたどり着くことができます。  本キットは、これまでに発売されているVF-1ファイターシリーズをベースに、複座型であるVF-1D専用のパーツを追加したバリエーションモデル。複座仕様となることで、コクピットや胴体周辺のパーツ構成が他のタイプとは異なり、VF-1Dならではのシルエットを楽しめる内容となっています。  こちらが専用のコクピットパーツ。複座のコクピットブロック、新規のキャノピーフレームなど細部までしっかりとVF-1Dを表現しています。  機体のパーツの他に、『超時空要塞マクロス』第2話で運命的な出会いを果たす一条輝とリン・ミンメイのフィギュアが付属。まさにこのプラモでマクロスサーガの始まりを体感できるのです。嬉しい! ミンメイのパーツ分割がとってもユニークですね。  キットの組み立てステップでもフィギュアと機首が最初に登場します。これだけで大満足。週末のプラモタイムが幸せな景色から幕を開けるのです。  VF-1Dはベージュとオレンジのツートンカラーが特徴。これを表現するために、同じBランナーが2枚入ります。その仕様のおかげで、ちょっと嬉しいサプライズプレゼントをゲットできます。  それが今回使用しない劇場版とアニメ版のパイロットです。オレンジとベージュ、合わせると一気に4体も手に入ります。パイロットは何体あっても嬉しいパーツですよね〜。  細部のカラーリングを表現できる水転写デカールもセット。デカールの中には、劇中シーンでも見られる「被弾痕」を再現できるデカールもセットされます。こういう遊び心も憎いですね。  5色の成形色により、組み立てるだけでVF-1Dの雰囲気をしっかり味わえます。まだPLAMAX VF-1 ファイターシリーズを組んだことがない人はもちろん、すでに組んでもう1機作りたくなっている人にもぴったりのアイテムです。圧倒的な組みやすさのおかげで、週末の時間だけでもあなたの机上にVF-1Dがランディングしてくれます。ぜひ楽しんでください。それでは!

花金だ!仕事帰りに買うプラモ。マクロスサーガ始まりの機体「VF-1D」を2時間で楽しめる幸せ/PLAMAX 1/72 VF-1D ファイターバルキリー #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #花金プラモ #nippper #プラモデル

6 days ago 6 0 0 0
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【レビュー】小さくてもMe262成分を満タン補給。アルマホビーの新作「1/72 メッサーシュミット Me262A-1a」  ポーランドのガチンコ飛行機模型メーカーこと「アルマホビー」は、新作を発表するたびに僕たちをワクワクさせてくれます。そんな彼らが新たに送り出してきたのが、世界初の実用ジェット戦闘機として知られる「ドイツ メッサーシュミット Me262A-1a」。最近ちょっとMe262成分が不足していて、「そろそろ作りたいな〜」と思っていた矢先、店頭で発売されているのを見つけて即ゲットしてしまいました。というわけで、さっそくオープン・ザ・ボックスといきましょうぞ!!  このランナーを見てください。まるで図鑑の分解図のような美しさ。Me262を構成するパーツたちが綺麗に配置されています。これを見ているだけでワクワクしますね〜〜。  主翼がぐいっと上がっている特徴的なシルエットも、歪みなく表現されています。しかも中央ブロックを芯に主翼上面を一体成形しているので、下面を接着するだけで、自然と主翼のシルエットが決まる分割となっています。  パーツが収まっている枠「ランナー」は3枚。アルマホビーは極力金属パーツなどを使用せずに、細部もプラパーツで表現してきます。そのため細かいパーツや薄いパーツが各所に存在しています。  特に今回ユニークなのが、脚庫の内壁パーツ。こちらの薄い板がそれです。  実はこれ、両サイドに折れ線が用意されていて、自分で曲げて形状を作る設計になっています。プラスチック特有の粘りを活かして、やさしく曲げてあげれば、薄く精密な内壁が完成。組み上げてしまうとほとんど見えなくなってしまう部分なのですが……こういうこだわりこそが、僕らモデラーの心を刺激してくれる楽しいポイントなのです。  Me262は機首におもりを入れないと、尻もちをついてしまいます。そこで、最初から専用のオモリが入っています。  おもりを入れるスペースがしっかりと用意されているので、少量の瞬間接着剤で貼るだけで尻もちとはおさらば。こんな配慮も嬉しい限りです。  パーツの接合面には切り欠きと軸が用意されており、これらが左右噛み合ってしっかりと貼り合わさります。切り取らないように注意しましょう。  クリアーパーツの枠の両脇に、なんか刺股のようなパーツが付いています。これ、実は飛行機模型を作る時の治具になります。クリアーランナーに専用の穴があり、そこに刺股状のパーツをはめると完成します。  Me262だけでなく、1/72スケールの零戦も固定できました。こうすることで、脚パーツの接着や、塗装&デカール貼りが捗ります。  デカールはイタリアの高品質デカールメーカー・カルトグラフ製によるもの。さらにカット済みのマスキングテープが付属するので、細かな塗り分けも怖くありません。  コレクションサイズの1/72スケールでは、ハセガワやレベル、童友社のキットなどがありますが、意外と決定版と言えるものが無いとも言われてきました。本キットは多少組みにくいところはありますが、アルマホビーのキットを初めて体験した僕でも最後まで組み上げることができました。パーツのシャープさ、美しいエンジンナセルのラインなど見事に現代的なキットに仕上がっていると言えます。ぜひMe262という歴史的飛行機を本キットで楽しんでください。

【レビュー】小さくてもMe262成分を満タン補給。アルマホビーの新作「1/72 メッサーシュミット Me262A-1a」 #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル

1 week ago 7 1 0 0
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ザクの夕暮れ、ドイツの意地/プラモデルで辿るメッサーシュミットBf109の後期型。  第二次大戦のドイツ機と言えばメッサーシュミットのBf109かフォッケウルフのFw190が有名ですが、さらにこまかく見ていくとそれぞれ短い期間にどんどん改良型が投入されています。ガンダムで例えるなら旧ザクがザクになって高機動型ザクになるイメージ。いや逆だな。Bf109の進化をイメージしてザクのMSVが設定されたと考える方が自然です。そしてスケールアヴィエーションの最新号は「メッサーシュミットBf109 F,G,K型」の特集。いわゆる"後期型"のメッサーのプラモデルを作ろうぜって話。  Bf109というのは大戦前から生産が開始されていたドイツ空軍の主力戦闘機で、総生産数は30,000機を超えるため「傑作機」と言われがちなんですけど、調べていくと燃費が悪くて航続距離が短い、後方視界が悪い、左右の車輪の幅が狭くて離着陸が難しい、当初から考えられていた主武装(モーターカノン)が戦争中期まで装備できなかったなどなど、わりとしんどい評価もたくさんあります。しかも後継機がいつまで経っても開発されないので抜本的な解決を見ないままあれこれと改良され、結局終戦まで使い倒されることになります。  機首をシュッとさせて大戦中期に好評だったF型に対し、エンジンを強化して機銃もでっかくしたらコクピット前の左右にボコッとコブが出ちゃったぜ〜というG型は高機動型ザクIIを思わせます。エアフィックスから発売されているG-6型は安くてパーツ数も少ないのですが、このコブが金型の都合で左右つながった状態になっています(発売当時はけっこう叩かれたんだよな)。確かにこれは実機どおりではないんだけど、機体にコブがあるんですよ〜ということを最低限の手数で教えてくれるしかっちょいいマーキングが入っているのも多いし、これはこれで名作のひとつだと私は思います(実機に正確なのが欲しい!という場合はタミヤG-6のを買っておけば卍です)。  G型からさらにエンジンを強化して、しかしコブがあると調子悪いんで機首を丸ごとツライチの皮で包んだらすごくセクシーなラインになってしまいました……というのがK型。ザクで言うと脚にフェアリングがくっついてるMS-06R-IIですよねこれ。ジョニー・ライデンが乗ってるやつ。キットを探すといま買えるものは案外少ないのですが、しかし模型店をプラプラしていると出会えます。私はK型相当の胴体が入っているG-14/ASというのを買いまして、ウネウネとした外板と継ぎ目のところの段差とかにハフハフしています。  ザク作ってコロニーとか戦艦やっつければ地球連邦軍も降参するっしょ、と思ったらV作戦が発動してさあ大変。ドムやグフやゲルググ、あるいはその改良型も作られましたけど、ザクだって終戦までああだこうだ改良して使ってたんですよね〜、というMSV(モビルスーツバリエーション)の設定は、言ってしまえばこうしたドイツ軍の振る舞いをイメージソースにしておるわけで、ザクが好きならメッサーだって好きなんじゃないかな。飛行機模型はおもしろいんですよ、ということをみなさんに伝えたいわけでございます(それはそうと、メッサーっていうMSが旬なのもちょっとややこしいなオイ)。  メッサーのバリエーションを知ってからプラモデルに接すると、エンジン、武装、ラジエーター、キャノピーのカタチなどなど、いろんなところが変わることでそれぞれに強力な個性があることに気が付きます。単純にメッサーシュミットの進化というのは調べれば調べるほど奥が深く、最終的にぜんぜんわからんこともたくさんあります。なんせドイツは負けちゃったので、現存する機体も少なければ後期になればなるほど「ほんとにあったかどうだかわかんないバリエーション」も山ほど出てくる。このへんもガンダムだよなぁ。  なんかいろいろわかったようなことを書いていますが、これは私の理解の過程を言語化しただけの話。こういうことを書きたくなったのもスケールアヴィエーションの特集とそれに至るまでにnippperでいろんなプラモデルを触ってきたから。っていうか今回いろいろ調べながらメッサーシュミット作ってたら好きになっちゃたんだよね(私はなんだかんだ米軍機好きなのです)。ややつれづれにはなりましたが、スケールアヴィエーションを読めばきっと後期型メッサーの魅力に開眼するはずです。なんせ私もこうしてキットを買い込んで、いまからビシバシと組み立てていこうとしております。みなさんもいっしょに作りましょう。そんじゃまた。

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1 week ago 9 0 0 0
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紙やすりの固定はこれ1択!「ナイスタック しっかり貼れてはがしやすいタイプ」で当て板に貼ろう!  学校の図画工作や技術の授業で、紙やすりに「当て木」や「当て板」をすると平面を出しやすいということを習った方もいると思います。これ、プラモデル製作でもとっても役に立つ知識で、特にガンプラやキャラクターモデルのパーツをよりシャープにしたい時に大活躍します。今回はそんな「当て板」の最強の繋ぎとなる両面テープ「ナイスタック しっかり貼れてはがしやすいタイプ」をご紹介します。当て板に使用する両面テープはこれ1択でOKです! ぜひ買ってください。  両面テープの代名詞とも言える「ナイスタック」。最もメジャーなのが一番左のトリコロールなパッケージですね(ガンダム!)。私もこの「一般タイプ」の両面テープをなんとなく使ってきましたが、紙ヤスリを貼り替えるときに両面テープが剝がしきれずに残ってしまうことが多くて、毎回爪でゴギゴリこそぎ落としていました。  こちらが主にヤスリを貼り付けている「当て板」。自作のアルミプレートや市販のカーボンプレートを、紙ヤスリはKOVAXの耐水ペーパーを好んで使っています。当て板や紙ヤスリは使い心地を気にしていましたがそれらを貼り付けて融合させる両面テープには無頓着だったのです。  そのため使い終わった紙やすりを剥がすとこんな有様に……。紙やすりはボロボロ、当て板には両面テープの粘着がごっそり残っていたのです。  しかし、「「ナイスタック しっかり貼れてはがしやすいタイプ」を使用すればご覧の通り! 紙やすりの形状を保ったまま剥がれます。美しい! ストレスなくはがせて粘着が残ることもありません。はがしやすいからといってヤスリがけをしている最中に紙ヤスリがずれるようなことも一切ありません。  背面が粘着シートになっている紙ヤスリもあるのでそれを使う手もありますが、紙ヤスリや当て板など自分好みの自作ヤスリを使用したい方には、「しっかり貼れてはがしやすいタイプ」の両面テープをぜひおすすめしたいです!

紙やすりの固定はこれ1択!「ナイスタック しっかり貼れてはがしやすいタイプ」で当て板に貼ろう! #工具 #nippper #プラモデル

1 week ago 9 0 0 0
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【レビュー】異彩を放つ宇宙犬のプラモデル/ハセガワ 1:20 グローサーフント アルタイル  その独特な世界観とデザインに惹かれ、つい手が伸びてしまうのがマシーネンクリーガーのプラモデル。今回は「大型犬」を意味する(へぇ〜)グローサーフントと呼ばれる自立無人機を組みました。SAFSやPKAといった有人パワードスーツ特有の丸みのあるフォルムとは対照的に、多関節の脚、ボコボコとした背中、とどこかクリーチャーを彷彿とさせるデザインが秀逸です。さらに今回選んだアルタイルは、陸戦機体を宇宙空間戦闘仕様へと換装した派生機。そうした「中二心」をくすぐるような設定も相まって、非常にそそられる一体でした。  ほぼ全てのパーツがアンダーゲートになっているのがこのキットの特色。ゲートの切断跡が見えなくなるのが強みですが、しっかり処理しないと合わせ目に隙間が空いたり、組み立てに不具合が出る割とシビアな設計になっております。加えて極小パーツの貼り付けやゴムチューブの接着、と全体的な組み立て難易度はちょっと高いかなって印象を受けました。制作にあたってヤスリやデザインナイフ、精度の良いピンセット、瞬間接着剤がマストですね。  思ったより手のかかるワンちゃんもある程度形になると、デカッ!てなかんじでテンションが上がります。同スケールのパワードスーツ(SAFS)と比較しても圧倒的な存在感。そしてとってもスケアリー。惚れ惚れするのがこの背面ユニット。宇宙"空間"仕様とある通り大振りなスラスターと姿勢制御用の長いスタビライザーが装備されていて、コレがめちゃカッコイイんです。脚で立たせるのも良いですが、ふわっと浮いたように飾るのもいい雰囲気になりそうだなぁ。  さて、それなりに小さな段差や合わせ目の隙間は所々見受けられますが、肩肘張らずに気になるところをぱぱっと処理して自分の思うゴールに向かうのがこのキットを楽しむポイントなのかもしれません。塗装欲をビリビリ刺激してくるような塗装カードやカッコイイマーキングデカールも付属してますので是非皆さんもこの異彩を放つ宇宙犬を自分なりに手懐けて、コレクションに加えてください。

【レビュー】異彩を放つ宇宙犬のプラモデル/ハセガワ 1:20 グローサーフント アルタイル #SFメカ #nippper #プラモデル

1 week ago 6 1 0 0
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プラモデルで「緑のお祭りハリケーン」を作る/SWEET 1:144 ハリケーン  去る3/17は聖パトリックデー。アイルランドにキリスト教を広めた聖人を祝う日であり、世界各地で街中が緑に染まるお祭りが開催されます。アメリカのシカゴでは川を緑に染めるイベント(もちろん自然に害のない染料を使っています!)が行われ、その光景はニュースなどで目にしたことがあるかもしれません。さて、ぼく自身はアイルランドに縁もゆかりもないのですが、この楽しそうなお祭りを知って以来「参加したい!」という熱意を温め続けています。とはいえ本場は海外、参加するのは難しい。なので、この高まる期待をプラモデルにぶつけます。  今回、気持ちを受け止めてもらうキットに選んだのは1/144の戦闘機ハリケーン。イギリスではスピットファイアに並ぶ救国の名機として名高い機体です。渋いアートのパッケージを開けると2機分のパーツがグレーと透明の成形色で入っています。早速組み始めようと思ったのですが、パーツ以外の内容物もとても豪華。思わず「もう祭りが始まってるじゃん!」と声を上げてしまいました。  組立説明書の初めにハリケーンの機体解説がされているのですが、それだけでなく、裏面にも各国での活躍エピソードが掲載されています。さらに、塗装例はなんと8通り。しかも本場イギリスだけでなく、ベルギーやフィンランド、さらにはルーマニア空軍のものまで! 対応するデカールも各種ついてきます。目移り必至で悩ましいですが、幸いにも本キットは2機セット。1機はこのどれかで組むとして、1機は計画通り聖パトリックデー仕様にペイントすることにします。  機体の組立はとてもシンプルで、パーツの合いもバッチリ。すぐに飛行機の形になります。小さなパーツも多いので、通常のものに加えて流し込みタイプ接着剤があると取り回しが良いでしょう。30分もあれば2機のハリケーンが出来上がります。  透明の機体は観賞用にキープしつつ、グレーのハリケーンに、緑を基本にした塗装をアドリブで施します。主翼にはアイルランドに伝わるケルト紋様をフリーハンドで描き込んでみました。もちろん線がメロメロになりましたが、お祭り用なのだから気にしません! むしろ「地元の趣味人がこしらえた」みたいなほっこりとした仕上がりになりました。  異国のお祭りに参加したい、という不思議なパトスに導かれて組んだハリケーンのキットでしたが、手のひらサイズながら精度も高くて組みやすく、遊びごたえのある一品でした。小粒でもしっかり楽しめる本キット。ぜひ手に取って、あなただけの楽しいお祭りタイムを満喫してください。さて、ぼくは完成記念に聖パトリックデー名物「グリーンビール」で乾杯するとしましょう!

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1 week ago 5 0 0 0
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【塗料レビュー】グレー以上、ブラック未満。絶妙な硬質感を生む新サーフェイサー「Mr.サーフェイサー1000 ダークグレー」。  塗料の食いつきを高め、細かなキズも目立たなくしてくれる下地塗料の定番「GSIクレオス Mr.サーフェイサー」に、新たな仲間が加わりました。それが「Mr.サーフェイサー1000 ダークグレー」です。  ブラックほど重すぎず、通常のグレーよりもしっかりとした重厚感を演出してくれる絶妙な色味で、上塗りした際の陰影もより自然に仕上がります。塗るだけで立体感を引き出してくれる、ちょうどいい存在感を備えたナイスな下地塗料です。  このようなダークグレーのサーフェイサーは、関節色やパーツの裏側の影色なども兼ねることができ、このような場所においては下地塗装と通常塗装を並行して行えるメリットがあります。  そのメリットで多くのモデラーに支持されたのが「ガイアノーツ NAZCA メカサフ ヘヴィ」です。プロモデラー・NAOKI氏がプロデュースしています。このサーフェイサーの対抗馬とも言えるのが、今回発売されたダークグレーなのです。せっかくなので、この2本を見比べながらダークグレーをレビューしていきます。  ダークグレーはより黒に近いグレーな印象です。メカサフ ヘヴィはグレーバイオレットな色味になっています。こうやって見比べると、暗さは同じくらいですが色味が異なっているのが分かります。  実際にエアブラシで吹き付けてみましょう。塗ってみるとより色味の違いが顕著! この上から水性ホビーカラーのグローホワイトを塗装してみます。  ダークグレーの上から塗装したもの(左)は、冷たく硬質な雰囲気に仕上がります。一方、メカサフ ヘヴィの上に塗装したものは、暖色寄りのグローホワイトの色味をサーフェイサーのわずかな赤みが下支えし、やわらかな印象にまとまっています。近い色味でも、下地の違いによってここまで雰囲気が変わるということが伝わるのではないでしょうか。  Mr.サーフェイサーのニューフェイスである「ダークグレー」は、黒に近いグレーによって上塗りの色味に硬質感のあるクールな表情を与えてくれます。関節色やメカ部分にもそのまま活用できる色味なので、塗装の幅をぐっと広げてくれる便利な1本としてとてもオススメですよ。それでは!

【塗料レビュー】グレー以上、ブラック未満。絶妙な硬質感を生む新サーフェイサー「Mr.サーフェイサー1000 ダークグレー」。

1 week ago 11 4 0 0
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【レビュー】神様みたいなプラモデル/コータリモデルスのメッサーシュミットBf109K-4  「プラスチックパーツを組み上げるだけでこんなにすごい体験ができるのか!」という驚きと喜びがずっと続く、ものすごいプラモデルでした。コータリモデルスの1/32 メッサーシュミット Bf109 K-4は、わずか5枚のランナーで成立しています。現代の飛行機模型がこぞって体現しようとしている「パーツの細分化による説得力」とは一線を引いて、「どこまでパーツ数を減らし、情報量を増やすか」を突き詰めた設計が特徴。ゆえにとてもイージーに、でもぐっと引き締まった組み立て工程と完成像を楽しめる、素敵なプラモデル体験ができます。  その設計思想の源流は、ピーター・ジャクソンが立ち上げた伝説の模型メーカー、ウイングナットウイングス(2020年に惜しまれながら閉業)にあります。同社は第一次大戦機というニッチな題材をよりたくさんの人に楽しんでもらうため、「ひたすらパーツをこまかく分割すればリアルになる」という通念を一度解体し、少ないプラスチックパーツの組み合わせでどこまで飛行機の佇まいを表現できるか徹底的に挑戦し続けました。ウイングナットウイングスのスタッフが再集結して立ち上げられたコータリモデルスは、正しくその継承者としてここにあります。  コータリモデルスがスピットファイアに続いて製品化した1/32のBf109K-4は、その思想を試すのにふさわしいモチーフです。この機体は、複雑怪奇な進化を遂げたメッサーシュミットBf109シリーズの終着点にあたり、速度と高度の限界に挑みながら巨大化したエンジンや武装を包み込む絶妙なアウトラインが魅力です。コータリモデルスは胴体を昔ながらの左右分割としながらも、現代的な設計/製造技術で迫力のあるシルエットを正確に再現(特に1/32というスケールは微妙なアウトラインの凹凸がはっきりと視認できるサイズになるため、K型というモチーフに好適です!)。大スケールモデルでありながらエンジンのパーツが入っていないのは「見えなくなるところはスッパリと省略し、素早く組んで塗装表現にこそ力を入れたい」というコンセプトを貫いているからこその選択です。  キャノピーパーツは薄く均質で、高い透明度にため息が出ます。小さくなりがちな翼端灯のパーツはあえて帯金と一体で成形し、しかし内側のバルブを凹んだ彫刻とし、塗装で表現させる設計(完成するとリアルなんだこれが)。排気管は汚し塗装をした後で最後に機体に組み込むことを考え、接着剤を使わずに押し込む仕様とするなど、とにかく「実際に作るときの手順」を徹底的に考え抜いた作りになっていること、そして説明書がそれを完全にフォローするために緻密に仕立てられていることに終始感動します。  少ないパーツ数で再現されていることの恩恵は、ただひたすら塗装を楽しみ、それを組み上げるというシンプルな楽しみに直結しています。今回はコクピットの内部をすべてAKインタラクティブのリアルカラーマーカーで塗りましたが、くっきりとした彫刻とわかりやすい説明書のおかげで「リアルさ」を存分に味わうことができました。「ほんとうにこれがプラスチックパーツだけでできているの?」と驚かれるような表現力は、まさしくウイングナットウイングスの遺伝子を受け継いでいることを物語ります。  ブレーキパイプまで一体で彫刻された着陸脚、引き込み式か固定式かで選択可能な尾輪、それらの塗装手順を考えた分割などなど、細部に踏み込んでいっても「これ、どうやって塗装すんの」「これ、どうやって取り付けるの」と迷う箇所はいっさいありません。必ず「こうすれば塗れるよ」「こうすればしっかり固定されるよ」というヒントがパーツに仕込んであって、大スケールの飛行機模型でありながらビギナーからベテランまで、とにかくすべてのスキルレベルの人にオススメできる内容になっています。  プラモデルというのは「大きいサイズのものは上級者向け」と思われがちです。しかしそれは「大きいモデル(=価格が高いモデル)はパーツをたくさん分割して細部を表現することがおもてなしである」というメーカーの思想が招いた大きな誤解だと僕は思っています。昔のプラモデルを手にすると「大きい=パーツ数が多い」というのが必ずしも正しくないことに気づくでしょう。  むしろ、精密で複雑な金型をデジタルデータを用いて設計製造する現代的な技術があれば「昔のプラモデルのように少ないパーツ数でも驚くような立体表現ができる」というのは間違いないはずなのですが、しかしそれに挑むメーカーは決して多くありません。このことこそが大スケールモデルに対する「なんだか難しそう」という先入観を育む要因になっているのと同時に、コータリモデルスはそこに真正面から切り込んでいる稀有なメーカーと言っていいでしょう。  極限までパーツ数を減らしながら、しかしほかのどんなメーカーよりもシャープで表情豊かな大スケールモデルを届ける。コータリモデルスのプラモデルは私にとって本当に理想的な模型の在り方を指し示してくれる神様のような存在です。完成した姿は『スケールアヴィエーション 2026年5月号』に作例として掲載されていますので、ぜひともその目で確かめてください。ディテールアップパーツや特別な工作を追加することなく、キットをストレートに組み上げて塗装しただけでこんなところにたどり着けるのか!という驚きがそこにはあるはずです。みなさんも、ぜひ。

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1 week ago 8 2 0 0
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【ブックレビュー】オリジナルSFメカ25体の“種明かし”が導く模型的思考/MIXINGSCAPE 空想模型モデリングマニュアル  プラモデルのさまざまなパーツやプラ板、プラ棒、パテを駆使して生み出される「オリジナルSFメカ」。その種明かしを目の当たりにしたとき、僕たちは何を学び、どう手を動かしていけばよいのか――。  読後に強く感じたこの思いは、僕にとってプラモデルという趣味を、さらに好きにさせてくれるものでした。彫刻家でありモデラーでもある大森記詩による単行本「MIXINGSCAPE 空想模型モデリングマニュアル」には、そんな力が確かに秘められています。  プラモデルとして市販されていない「オリジナルメカ」の製作過程が、ページいっぱいにびっしりと掲載されている本書。文章量も圧巻で、完成状態を見せられたあとに製作途中の姿を追っていく構成は、まさにマジックの種明かしのようです。そして、その“種明かし”の中には、僕たちがいま手元で作っているさまざまなプラモデルにも応用できる技や工夫が、これでもかと散りばめられています。  本書は「みんなもミキシングビルドをやろう!」と強く背中を押してくるタイプの本ではありません。総勢25体ものオリジナルメカが生まれていく道のりを、ただひたすら淡々と見せ続けてくれる……そんな静かな熱量に、「俺も手を動かすか!」と背中を押してもらえたのです。  本書に登場するメカの多くには、「ランナー」が巧みに活用されています。ランナーとは、プラモデルのパーツが収められているあの枠のこと。普段はパーツを切り出したあと、あまり意識されることなく処分してしまいがちな存在です。  しかしランナーは、丸棒状や半丸、トンネルのような断面など、多彩な形状を備えています。その形は、オリジナルメカや細かなディテールを生み出す際に、驚くほど頼もしい素材へと変わるのです。本書を読んだあとに改めてランナーを眺めてみると、「これ、ちょうどいいジョイントになりそうだな」「あそこのディテールに使えそうだぞ」と、見え方の解像度がぐっと上がります。いつも開けているプラモデルの箱の中に、実はもうひとつの宝物がセットされている――そんなことに気づかせてくれる一冊です。  僕が現在製作している「タカラ 1/24 スコープドッグ」においても、本書の知見がとても役に立ちました。腹部にある半丸棒状のディテールが、パーツの形状を整える際に少々邪魔で、「いったん削り落としてから作り直したほうが良いかな……」と考えていたのです。とはいえ、手元には半丸のプラ棒がありません。「わざわざ買いに行くのもなぁ……」と、ちょっとした面倒くささから作業が止まってしまっていました。 そんなときに背中を押してくれたのが、本書で繰り返し登場する“ランナー活用”のアイデアです。大森記詩のオリジナルメカには、プラモのランナーから切り取った半丸棒が接着されていたのです。おれもこの方法ならいけるぞ! と思い、半丸棒をランナーからカット。そのままの太さだとスコープドッグに合わないので、ランナーをライターで炙って伸ばし、極細の半丸棒をランナーから作り出したのでした。  おかげで作業は一気に前進。ランナーはプラモ製作に活用できると頭で理解はしていましたが、本書の記事と実際に手を動かしたことで、より明確にランナーは武器になると確信が持てました。  プラスチックは、パテに比べて加工がしやすい素材です。ランナーを伸ばしたり、細かく刻んだりしているうちに、「小さな隙間なら、薄いプラ板や伸ばしランナーを差し込んで接着し、硬化後に整形すればすんなり整うな」ということにも気づきました。これまでならパテを盛って乾燥を待ち、削って……と少し身構えていたような作業も、プラスチック同士で完結させる手法をメインにすることで、ぐっと気軽に取り組めるようになりました。  本書の“種明かしパート”が、次々と僕の手を前に進めてくれたのです。眺めているだけでも面白いのに、気づけば実際の製作にしっかり効いてくる。この感覚こそ、本書を読む醍醐味と言えます。あなたにとっても絶対に手を動かしたくなる工程が、写真と文章の中にあると思います。ぜひ一読して、あなたのプラモライフを豊かにしてください。それでは。

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1 week ago 5 1 0 0
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【レビュー】ハセガワ最新作のAE92スプリンタートレノ後期型……のまえに、レビンとプレス型の話をしようじゃないか。  ハセガワのカーモデル最新作の箱を開けて、速攻で「彫刻に込められた気合が凄い!」と唸った。シャーシにびっしりと刻まれたプレスのエンボス加工からは「決定版を出すんだ!」という気概を感じる。今回発売された『トヨタ スプリンター トレノ AE92 GT-Z 後期型』は、正直リトラクタブルライトまわりの話をしようと手にしたのだが、いや、待てと。その前に2020年に完全新規金型を起こし、完全リファインを図ったAE92レビンのことを話さなくてはならない!  ちなみにこのレビン/トレノというトヨタの兄弟車は(その前期後期と外見を含めた仕様の違いはあれど)主となるモノコックボディが同じ。なのでトレノのシャーシの話をすると、ベースキットとなる『カローラ レビン AE92 GT APEX 前期型』のシャーシについて掘っていくことになる。ちなみにボディとシャーシが一体となったものをモノコックボディと呼ぶのだが、プラモ的には「完成したクルマとしてまず見つめる外見がボディ」「ひっくり返して眺めるクルマの裏側がシャーシ」と呼ぼう。  「ハセガワ凄い!」その前に、まずはプレスの話。この写真はトヨタ産業技術記念館にあるプレスのメインボディの展示(これはAE92ではなく別のクルマ)。実働する巨大な2,500トン鍛造プレスの横に展示されていてリアリティが極まっているのだが、プラモ好きにはデケェ模型にしか見えないのが不思議。このメインボディの各パネルを溶接で貼って組んでいくとモノコックボディとなる。  シャーシにはエンボス加工と呼ばれる凸凹があしらってあるのに注目して欲しい。板っぺらにこの凹凸を加えることで強度を高め、その塩梅で走行時のキャラクターや静粛性が決まってくるという、自動車にとって重要かつ綿密な設計が込められている。そこにはトレンドやイズムがあり、AE92レビン/トレノの持つユニークさともなる。表には出ない、裏の顔といっていい。そのプレスのエンボス加工を妥協なく再現したのは「このクルマの決定版を出すんだ!」というハセガワの姿勢の現れでしかない。  シャーシのプレスのエンボス加工の再現、パッと見ではまったく目に入らない箇所にもこの注力っぷり。そう、プレスの裏表を再現すべく、室内の床面にもプレスを刻んでいるのだ。そりゃあね、フロアのカーペットをめくったら見えますよ、このプレス。「軽量化だ!」つって、実車でそんなことしているのレーサーとか走り屋だけよ。ここをフラットな成形にしてフロアカーペットとしていても誰も文句言わない。大半のカーモデルはそう。ただ、このキットを組んだ本人だけが味わえる、喜びポイントなのだ。  ハセガワのAE92のシャーシにおける見どころはプレスの彫刻に留まらない。エンジン直下に貼り付けるこのパーツ、フロントクロスメンバーとアンダーカバーが一体になったもの。鋼板と樹脂の部品が一体になっているとはいえ、実車どおりの部品分割が再現されている。ジャッキアップポイントがしっかり目に入るし、取り付けのM10ボルトもしっかり彫刻されていて凄い。他のパーツも実車に沿った部品分割を極力再現しようとしているのを感じる。  FFレイアウトの部品構成を忠実に再現しつつも、接着剤で貼って組んでいくのにストレスはなく、プラモデルとしての設計力も光るキットだ。エンジンの上部こそディテールは省略されてはいるが、完成したキットをひっくり返して眺めるには過不足ないと言える。  各種ロッドやシャフト、メンバーとマフラーが入り組んで知恵の輪状態になっているのが実車そのものなのだが、それが難なく組めてしまうのは凄い。それでいてステアリングもしっかり可動する。今回はシャーシの話しかしていないけれども、何度も凄いと言いたくなるカーモデルだ。ハセガワが新たに世に放った決定版AE92レビン/トレノ、ぜひ手に取って確かめてもらいたい。  『トヨタ スプリンター トレノ AE92 GT-Z 後期型』に限った話はまたこんど。リトラクタブル・ヘッドライトと、スーパーチャージャーのエアインテークでボンネット回りがマシマシで最高なのよ。プラ成形色を活かして、部分塗装だけでもカッコ良くゴールできる話も合わせて。

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1 week ago 9 1 0 0
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【レビュー】30年前の「自主制作の熱量」を組む。フジミ マットアロー1号 DAICON FILM版という奇跡。  皆さんは『帰ってきたウルトラマン』のことを、普段どう呼んでいますか? 「帰りマン」「新マン」「ジャック」……。 呼び方は人それぞれですが、私はもっぱら「新マン」派です。そんな「新マン」への愛が爆発した、伝説的な作品をご存知でしょうか。 それが『DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン』です。  のちに『新世紀エヴァンゲリオン』を世に送り出す庵野秀明氏らが、学生時代の情熱を注ぎ込んで作り上げたこの自主制作映画。 ウインドブレーカーにジーンズ、素顔に眼鏡という出で立ちの主人公が巨大化して戦うビジュアルは、この作品で語られる一番の特徴ですが、本質はそこだけではありません。作戦遂行のためには犠牲をも厭わないシリアスなシナリオ。 そして何より、劇中に登場する「MATメカ」の出撃シーンのカッコよさこそが、この作品の真骨頂だと私は思うのです。  出撃シーンに流れるBGM「戦えウルトラマン」は、個人的にウルトラマン史上最もカッコいいと思っている歌。 それにあわせて映し出される特撮シーンは圧巻です。本家のメカが一機に複数人搭乗出来る広めなコクピットだったのに対し、こちらは従来の戦闘機のように狭いコクピットにパイロットが一人。 より「実機」に近いアプローチで描かれたメカニックたちは、今の目で見ても痺れるほどのリアリティを放っています。模型好きならこの作品を見てMATメカのプラモが欲しくならないわけがないのです。そしてこの数十年前を知る者たちの熱意に応えるように、まさかのプラモデル化を果たしてしまったのが、フジミ模型の「1/72 マットアロー1号 DAICON FILM版」です。  このキットが面白いのは、再現したのが実在の戦闘機でも劇中の架空機でもなく、あくまで「30年前にアマチュアの若者達が作った撮影用模型(プロップ)」であるという点です。30年前の自主映画プロップが一般販売のプラモになるという奇跡 ! 手に取ると、当時のクリエイターたちが「カッコいいメカ」を形にしようとした、あの熱量がプラのパーツ越しに伝わってくるようです。キットは接着剤不要のスナップフィット 。ストレスフリーでどんどん組み上がっていきます。  塗装をせずスミ入れだけでも大満足の仕上がりになり、もうこれだけで優勝です ! もちろん、そこからさらに塗装をしたくなるような素晴らしい造形美を誇っていますが、この白いままの姿も非常に清潔感があってかっこいいです。機体裏のモールドの密度感も素晴らしいですね。  かつての若いクリエイター達の想いを緻密に再現したこのキット 。ぜひ皆さんも、自分の手で組み上げながら「あの頃の熱」を感じて欲しいです!

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1 week ago 10 3 0 0
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【レビュー】実写版とは何か!リアルでアナザーな存在のプラモデル/ゴーイング・メリー号 -A Netflix Series: ONE PIECE-  Netflixで実写化された人気マンガ『ワンピース』。作品に寄らず賛否が別れる「実写化」なんだけれど、我が家は楽しく見ている。実写化というと人物キャラクターが生身の人間に置き換わることに引っ張られて、周辺の小物や背景そして海賊船に至るまでが「リアル」にアレンジされていく。 そんな「リアルになった」海賊船ゴーイングメリー号のプラモ。今まで結構な数のワンピースに登場する船が「偉大なる船」コレクションとしてラインナップされてきたけれど、あくまでもマンガのコミカルなデザインの立体化だった。そこに唐突に「写実的リアリティ」でデザインされたNetflix版が加わったってとこがもうすでに面白い。  プラモデルの大事なところに部品単位での具象性というのがあって、甲板とか壁面とか漠然と木の板の継ぎ目が入っただけの板では味気なくて、かと言ってほとんど出来上がっているような状態では組み立てが退屈。ある程度のそれが何であるか主張が欲しい。その点このキットの塩梅はとてもイイ。  具象性のお手本のような部品の集合でできた下層甲板。酒樽や貨物、階段があらかじめ一体に成形された床部品。連なっているように見える壁面は勘合のための下地でしかなくて、ディティールの入った壁面の板を差し込むことで全容が現れる。さらに階段の手すりが加わることでデコラティブさが生まれる。船の外観を構成する箇所ではないんだけれど、人物キャラクターのいる「場」としての存在感が立ち上がっていくのが面白い。 
 木造帆船表現として木の板の並ぶラインが彫られている。アニメ版のプラモデルにあった長手方向の継ぎ目やリベットはない。ディティールの取捨選択の演出もあくまでも実写版の模型として作られている。  木造帆船に詳しいわけじゃないので実際のトコはどうか知らないのだけれど、この船体だけ見れば昔の海賊ってこんな船に乗っていたのかぁリアルだなぁ……くらいの感想を抱いているんだけれど……。 
 わぁ、甲板にやたら収まりのいい木が生えてるぞ!ってとこで「そうだ、ワンピースは実写になってもあくまでフィクションなんだった…」とメタな視点に引き戻される。原作の「漫画の手触りとして用意した面白み」にNetflix版が「実写化するにあたって加えた現実感」の味わい。  そんな漫画と実写の演出の差からくる一番インパクトのある違いはこの船首像。一気に写実的な表現になっている。文字通り船の顔の変化は「実写化≒リアルになる」という暗黙の了解の具現化と言える。 
 写実的になるとこれが羊なのかヤギなのかさえわからなくなってくる。そもそも自分はヤギと羊を何で見分けていたのか?羊なのにもこもこしてない。あれ?でも原作も羊毛の表現の入っていない像だったよな…突然そんなことを思い出す「じっくり見れる」ってのはそれだけでいろんな考えを呼び起こしてくれるのだな。 

 手すりの装飾の密度感も合わさってゴージャスな艦首まわり。大砲はごく小さな部品だけれどスライド金型を使った成形で砲口がしっかり開口されている。  他に実写版ならではの造形としてはマストから貼られた網状のロープ(シュラウドというらしい)。成形の都合上、穴が埋まってしまっているけれど、ロープそのものは実感溢れる彫刻。  
「実写化に相応しいリアリティのあるアレンジを加える」っていうアプローチ自体はガンプラと同じ。違うのはガンプラがプラモデル化にあたってのアレンジなのに対して、このプラモはNetflix版の実写映像の姿を”再現”するスタンスであるところ。プラモデルとして「リアルを加えた」わけではない。作ってる間中、そんなメタな視点での思考がグルグルしていた。僕たちは何をもって「リアル」って言ってるんだろうねぇ…なんてね。 


 帆はキャンバスの質感を演出するためのテクスチャーが練り込まれた成形色。あの手この手で、実写表現の持つ「現実と地続きであることを錯覚させるリアリティ」をくすぐろうとしてくる。  三角帆の縞々はホイルシール。縞々の境界が線として彫刻されることは無く、骨と接するキワの形状で位置が決まるようになっている。 
 メインの帆の麦わらドクロマークは薄くて曲面にも良くなじむ素材のものが、ここだけ別シートで用意されている。船首像と並ぶシンボルだからね。
   完成した姿を目の前にすると、マンガの絵柄のポップでカワイイって印象に染上げられていた脳内のゴールデンメリー号に「カッコイイ」という形容詞がインストールされた。「渋い」とかも入ってきたな…。映像を観た時点ではプラモが欲しい!っていう渇望感はそれほどでもなかったのに、何となく手にして組み上げた今は「俺はこれが欲しかったのか!プラモ化してくれてありがとう!」という感情が溢れている。「組み立てることでモチーフに対する好感度が爆上がりしてしまう」タイプのプラモデルなんだな。
「とてもリアルだけれどアナザーな存在」の面白さが際立っているよ。

【レビュー】実写版とは何か!リアルでアナザーな存在のプラモデル/ゴーイング・メリー号 -A Netflix Series: ONE PIECE- #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #軍艦・船 #nippper #プラモデル

1 week ago 5 2 0 0
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これは「プラモデル用目薬」かもしれない/Vロートアクティブ プレミアムを信じろ!  「ドラッグストアで売られている目薬、いっぱいあるけど意味あるのか?」と思っていて申し訳ありませんでした。生まれて初めて花粉症のかゆみ止め以外の目薬を買ったんですけど、Vロートアクティブプレミアムが本当にスゴい。一滴でここまで猛烈に効果があるなんて。なんか薬事法とかがあるからたぶん「めっちゃ見えるようになります」とか書いちゃダメなんでしょうけど、なんというか即効かつ強力に「おれの目がすげえ!」という気持ちになるのです。これマジです。  先日15年くらいつるんでいる男友達10人くらいで飲み会をやったのですが、話題は健康の話ばかり。そこでひとりがオススメし始めたのがVロートアクティブプレミアムでした。そしたら「オレも使ってる」「いやオレも」「本当に効く」となり、そんなにいいならオレも買うか……と半信半疑で薬局に走った。で、ポタッと目に垂らしてギューッと目を瞑ってパッと開けるといきなり8Kの世界が広がっていたんです。いやホントに。信じて。  当然ながら視力がよくなるわけじゃなくて、なんかモヤっとしていた(しかもモヤッとしていることに本人は気づいていない)視界が一気に晴れる感じ。個人的にはけっこう強めに滲みる感じだったので「もしかしてこれはプラセボなのでは……」と思ったんですが、いつもリビングを暗くしてドラマを見ているかみさんのところに行って仰天。誇張無しで「夜目が効く!」というのはこれですよ。あと歩いているときに遠くがやたら鮮鋭感を持って視野に飛び込んでくる感じがする。  そんなことあるかよ……と思ってnippperのライター陣にも使ってもらったら、軒並み「うわ世界がめっちゃキレイ!」「なにこれカウボーイ・ビバップじゃん」という感想を得ましたので、たぶん本当です。模型って目を酷使する趣味ですから、今日のワークに取り組む直前にこれを一滴。ビシッと目に刺激が入り、シャキッとした視界で疲れにくい状態を作り出すための切り替え装置としてマジでオススメです。目薬がすごいっていうのは文章じゃ伝わらなさ過ぎて歯がゆいのですが、わざわざnippperに書くくらいだから信じて乗っかってください。だいぶビビります。そんじゃまた。

これは「プラモデル用目薬」かもしれない/Vロートアクティブ プレミアムを信じろ! #コラム #nippper #プラモデル

1 week ago 13 3 0 1
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迷わず削れ!“一気に形が出る”「ヤスリスティック240/320」が帰ってきた!!  サッカー漫画『キャプテン翼』に登場する日向小次郎の強引なドリブルばりに、手数をかけず最短距離でパーツを削っていくのに最適なスティックヤスリが遂にウェーブから再生産されました。「ヤスリスティック 240 ソフト、ハード」、「ヤスリスティック 320 ソフト、ハード」です。ガンプラやキャラクターモデルをこのヤスリスティックで数回撫でててあげれば、表面がピシッと整います。今すぐ工具ボックスにお迎えしましょう。  ソフトは長方形で、そんなの通りしなります。ハードは、片方の先端が先に向かうにつれて細くなっていくのが特徴。こちらは硬い板になっていて、平らな面に整形するのに適しています。  ソフトはこんなにもしなるので、曲面に追従します。適度な硬さもあるので、無理に力を加えなければ、平面も整えられる柔軟性もあります。そんなところも「ソフト」な名前にぴったりな性能ですね。現場に柔軟に対応できる人でありたいと、このヤスリスティックを手に持つたびに思うのです。  昨今のガンプラやキャラクターモデルは、パーツ同士が大きくずれるということもほぼないですが、ちょっと一昔前のプラモデルを作ると、ズレが大きい場所があったりします。そういう時はこのヤスリスティック240、320の独壇場です。240のハードで、平面を均してみましょう。しっかりと押し付けて3回ほど削ります。  おしまい! 合わせ目やパーツ同士がずれていた部分が、あっという間に均されました。400番や600番といった細かめのヤスリでじっくり処理しようとすると、どうしてもヤスリを当てる回数が増えてしまい、その分だけ表面に微妙なブレが生じやすくなります。  それよりも、まずは番手の小さい「しっかり削れるヤスリ」で一気に形状を整え、その後に400番や600番で表面の傷を整えていく方が、キット本来のシャープな形状を損なうことなく、きれいに仕上げることができますよ。ぜひ再生産された本商品を活用してください。それでは!

迷わず削れ!“一気に形が出る”「ヤスリスティック240/320」が帰ってきた!! #工具 #nippper #プラモデル

1 week ago 12 0 0 0
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【レビュー】一瞬がスロー。ピットロード 1:700「WWII ドイツ空軍機2」の中にあるJu52を作る  「これはいったい、どう楽しむべきものだろうか。」 手元にある箱を眺めながら、自問自答する。手に入れた瞬間の高揚感は、部屋に持ち帰って数日が経つと、静かな戸惑いへと変わっていた。箱を開けて中を覗いても、すぐに心が沸き立つわけではない。……しかし、本当にそれだけだろうか。  おそらく私は、これを「すぐに形になる、比較的軽めな作り心地のプラモデル」として受け取っていたのだ。ところが実際に箱を開けてみれば、極小のパーツが放つ細かさに圧倒され、少しだけ難しく感じた。その少しのズレが腰を重くさせるのだが、それにしても、これほど小さく愛らしいキットもなかなかない。様々な飛行機が詰め合わせになったピットロード 1/700「WWII ドイツ空軍機2」のことだ。  小ささに惹かれる。それは確かな事実だ。そこで腰が重くなる理由を掘り下げてみると、自分が作っているイメージが全く湧いていないことに気づく。ニッパーで切り出し、貼り合わせるという、手が動いている実感が浮かばないのだ。だが、そこまで考えが至れば、「だからこそ」という新しい扉の存在が見えてくる。だから、いざ手を動かしてみると、これが驚くほど面白い。工程は短いはずなのに、流れる時間はどこまでもスローなのだ。一瞬一瞬が長く、そして一瞬と一瞬の間が遠い。この独特な時間の使い方が、たまらなく心地よい。 現代のプラモデルの多くは、パーツ分割や精度を突き詰め、効率よく形にする「速さ」という答えを提示してくれる。流し込み接着剤や切れ味の良いニッパーなどの工具すらも、その流れの最中にいる。しかし、このキットはそうした現代的な発想とは異なる価値観を見せてくれるのだ。わずかな接着点に部品を貼り付けたら、乾くまでしばらく置き、また次の部品を貼る。そんな風にどのパーツもしっかり止めないと、無くしそうだ。模型製作における原点ともいえる所作に自ずと立ち返らざるを得ない。  ピンセットで極小のプロペラを摘めば、工具の噛み合わせがわずかに甘くなっていることに気づかされ、直そうと思う。爪養枝で1ミリに満たない場所へ接着剤を塗れば、一本ごとの個体差にさえ意識が向く。今のプラモ事情から少し離れた場所にある、地道な作業の積み重ね。ストイックに、より求道的になりそうなところで、ふと完成が訪れる。  三つのプロペラ、垂直尾翼、左右の主脚。Ju52に対して行う細かな作業は、わずか五回。積み重ねが「スパッ」と鮮やかに終わる潔い幕引きこそ、この上ない快感だと思った。もしこれが延々と続いていたなら、どこかで集中が途切れ、失敗してしまっていたかもしれない。 健康診断の視力検査機を覗き込み、「わ、わからない……」と目を凝らすような極小のデカールたちも、同じように豊かな時間を見せてくれるだろう。これらを仕上げてミニチュア用のベースに据え、裏面に磁石を仕込んで、マグネットとして手元に置こうと思っている。

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1 week ago 8 1 0 0
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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。おやつ感覚で楽しめる手軽なマシーネンクリーガー「1/35 ハセガワ ファイアボールSG イントルーダー 2体セット」  週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、手のひらにコロンと乗るサイズ感でかっこいいSFパワードスーツを楽しめるプラモ「1/35 ハセガワ マシーネンクリーガー ファイアボールSG イントルーダー 2体セット」をご紹介します。ひと箱で3つのバリエーションを選択できる、小さくてもとってもバリューの高いプラモデルです。  箱を開けたら美しい「銀」とご対面! これだけで勝った気がします。キラキラの週末をこのプラモが約束してくれますね。  マシーネンクリーガーは、模型発のオリジナルSFコンテンツ。原作者・横山宏氏がミキシングビルドを駆使して生み出したメカたちをプラモデルにして発売しているシリーズです。その楽しい世界に足を踏み入れるはじめの一歩としても最適なのが、今回ご紹介する「1/35 ハセガワ マシーネンクリーガー ファイアボールSG イントルーダー 2体セット」は最適です。机の上にちょんと置いておけるかわいいサイズ感、細かなパーツが無いことによる組みやすさ、そしてマシーネンクリーガーシリーズを代表するスーツのデザインを楽しめるという、まさに最高の条件がひと箱に詰まっているのです。  2体分のランナーがセットされているので、商品としてのボリュームは中々です。本キットは同社の「1/35 ルナダイバー スティングレイ」に付属したファイアボールSG、プラウラーをベースにしており、成型色を銀に変更したほか、プラウラーの武装タイプであるイントルーダー(左腕がレーガーガンになる)も作れるようになっています。  小さいけれど各部のディテールはとってもシャープ。このメインノズルは本キットの大トロパーツですね!  腕や足も各部位で細かな分割がされていないので、少ないアクションで組み上がります。各関節の角度も予めかっこいい位置に決まっているのも嬉しいです。  肩の接続はこのように丸い軸となっているので、腕全体をお好みの角度に調整した後に接着します。  パーツ分割も基本的には真ん中で分割されたシンプルのもの。流し込み接着剤を隙間に流してあげるだけでスイスイと形になっていきます。  完成! 僕はプラウラー(左)と、ファイアボールSG(右)で作りました。成型色の銀色がとてもかっこいいので、このままお部屋に飾ることにしました。おやつ感覚でサクッと楽しめる本プラモは、まさに週末モデリングに最適です。ぜひゲットして楽しんでください。それでは〜。

花金だ!仕事帰りに買うプラモ。おやつ感覚で楽しめる手軽なマシーネンクリーガー「1/35 ハセガワ ファイアボールSG イントルーダー 2体セット」 #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #花金プラモ #nippper #プラモデル

1 week ago 8 1 0 1