数日後、弥生は学校帰りに本を読みながら歩いていた。ランドセルが薪に見える、二宮金次郎みたいだと近所の人たちは言っていた。初子さんは本など読まない。開いた途端、眠くなる。弥生の持っている本はすごかった。豆のような小さな字が並んでいた。何がそんなに書いてあるのだろう。あの本を一枚一枚、ページをめくって最後まで読むのだから、たいした辛抱だ。 — 赤染晶子著「初子さん」(『初子さん』2025年4月、palmbooks) #読書で見つけた「読書(する人)」
赤染晶子著「初子さん」(『初子さん』2025年4月、palmbooks)より
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